スマートフォン版へ

昨年145万馬券を炸裂させた天皇賞・春、今年の狙い馬は?

  • 2013年04月25日(木) 18時00分
  • 19
『単勝二頭流』担当編集者(以下、編) 石橋さん、お久しぶりです。

石橋武(以下、石) あれ!? どうしてキミがここにいるの?

いや、実は今週からこの対談は僕が担当することになりまして。

え~。

え~って、どういう意味ですか(笑)。もともと本を担当していたのは僕じゃないですか。

そうだけどさ。もう長いつきあいだから、キミが相手だとこの対談がダレちゃうんじゃないかと思って。

大丈夫です。そこは僕が目を光らせますから。ちょっとでも石橋さんがダレたらビシッと注意します。

いやいや、僕がじゃないくて、キミがダレるのを心配してるんだよ。

あらら。ま、肩肘張らずにやっていきましょうよ。先週まではちょっと堅かったですよ。

キミは力を抜き過ぎ。さ、こんな無駄話はさておき、さっさと今週の話を始めないと読者の方に申し訳ない。

石橋さん、それ僕の役目です。

はいはい。じゃあ、よろしく頼むよ。

ではさっそく。ついに今週はあの天皇賞(春)です。

「あの」ってなに?

いやだな~。去年、石橋さんが145万馬券を当てたレースってことですよ。もう忘れちゃったんですか?

忘れてないけど、去年は去年だしねぇ。当然メンバーも違うし。

そりゃそうでしょうけど、何か攻略のためのコツというか、ポイントみたいなのがあるんじゃないですか?

ああ、そういうことね。だったらまずは競馬場実績に注目するといいよ。

距離実績ではなく?

ええ、競馬場実績。もちろん距離実績のあるに越したことはないけど、そもそも3000m級のレースって、そんなに数がないからね。過去のこのレースで好走しているとか、菊花賞で好走しているとかだと、人気になりがちだし。

たしかにそうですね。

だから距離にはそんなにこだわらずに、例えば京都芝2400mで好走していたらそれを評価するとか、そんな感じでいいと思う。さすがにマイル戦とかの実績まで評価することはないけど。

なるほど。

ただし、評価するのは外回りコースでの実績ね。あとは他の競馬場で負けている馬にも注目しておきたい。

負けている馬ですか?

そう、阪神とか東京で負けている馬。もうちょっと詳しく言うと、差し届かなくて負けた馬とか、エンジンがかかる前にレースが終わっちゃった様な馬とかね。

どういうことですか?

なんと言うかな、スパッと切れるような瞬発力で勝負するよりも、長くいい脚を使う馬を選ぶんだ。過去のこのレースの結果を見ても、たとえば去年のビートブラックも切れないでしょ?

ええ。全然切れないですよね。ああ、そういうことか。昔で言ったらヒシミラクルとか。

10年ぐらいすっ飛ばしたけど、まあそういうこと。去年のビートブラックは前哨戦の阪神大賞典で10着のあと天皇賞(春)で優勝。キミが言ったヒシミラクルも阪神大賞典12着、産経大阪杯7着のあとに天皇賞(春)で優勝。

おお! 適当に名前を言ったのにたしかに共通点が見えますね。

適当って。別にこれが阪神大賞典じゃなくてもいいんだけど、イメージとしてはわかりやすいでしょ?

すごくわかりやすいです。

また人気馬はニュアンスが変わってくるんだけど、僕らがこの対談で見つけているのは穴馬だからね。簡単にまとめておくと、京都では人気よりも着順を上げてくるけど、その他の競馬場では足りない競馬を見せる馬。これが穴馬をみつける手段のひとつかな。

なるほどね~。で、そのあたりも踏まえて、現時点ではどの馬に目をつけているんですか?

そうだな、まずはトーセンラー。人気としては上位に推されるだろうけど、今週は1強状態だからオッズはつくと思うんだ。

そうですね。トーセンラーは、前走で京都外回りコースの京都記念を勝っていますよね。

そう、6番人気だったにも関わらずね。京都芝コースでは[3-0-2-1]と、このコースを得意にしているのは明らかだし、菊花賞でも3着に好走している。ひと叩きした上昇度も期待できるし、期待できる1頭だと思うよ。

たしかに。この馬って京都以外で勝ったことがないんですよね。その他の競馬場での惜敗っぷりもいいですし、楽しみです。

続いてチェックするのはデスペラード。ずっとダートを中心に使われてきたけど、本格的に芝に復帰してからの4戦中2戦が京都コースで走って、ともに勝利。

前走はゴールドシップに水を開けられましたが。

いいじゃん、さっき言った差し届かなかったイメージにぴったりで。この馬は2走前の万葉Sで3000mを勝ち切った距離実績もあるし、前走で2か月ぶりを叩いた上昇度にも期待できる。注目しておきたいね。

その他だとどの馬に注目しています?

カポーティスターも面白そうかな。3走前に京都芝2400mの日経新春杯で重賞初制覇。続く京都記念はいいところがなかったけど、前走できっちり修正してきたからね。

そうですね。

現時点ではこの馬たちに注目しておきましょうか。

わかりました。ん? まだ他にも面白そうな馬がいそうですね。

いることはいるんだけど、ちょっと気になるところもあって。まだ、お伝えできる段階じゃないんだよね。それにしても、よくわかったね。

長い付き合いなので(笑)。じゃあ、石橋さんのブログ(http://keibat.blog.fc2.com/)も含め、週末の予想を楽しみに待っています! ありがとうございました。あ、来週からもよろしくお願いします。

完全にとってつけた「よろしく」だったよね、今。

単勝二頭流 大穴馬券をゲットする単勝2頭買いの極意

石橋武氏のデビュー作

単勝二頭流 大穴馬券をゲットする単勝2頭買いの極意が発売中!
「単勝二頭流」とは、穴馬の単勝と人気サイドの単勝の両方を購入(単勝2点買い)することにより、高い信頼度を保ちながら、大儲けを狙う馬券術。競馬で儲けるためには、馬券を獲ったときに大きく勝つ必要があるが、この馬券術の穴馬条件にそって人気薄の単勝を買うと、回収率が飛躍的に向上する。その反対に、競馬を長く続けるためには資金を回す必要もあるが、人気サイドの単勝を押さえているので、堅いレースにも対応できる。

さらに「単勝二頭流」の奥義を会得すると、それを活用して3連単馬券を獲ることも可能。3連単2頭軸で高配当馬券を狙えるため、3連単派の競馬ファンにも、この馬券術が大いに役立つのである。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

石橋武氏のブログはこちら!
http://keibat.blog.fc2.com/
ただ今、再開記念コンテンツを公開中!
1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング