担当編集者(以下、編) 石橋さん、すごいじゃないですか!
石橋 武(以下、石) なに、薮から棒に。びっくりするわ。
編 なにって、NHKマイルCに決まってるじゃないですか(笑)! 配信予想でマイネルホウオウが本命◎だったんですよね。
石 そうだよ。ホント難しいレースで、ぎりぎりまで悩まされたけどね。
編 いや〜、悩んだ甲斐がありましたね。単勝34.3倍の10番人気ですよ。よく本命にできますよね〜。予想を見た瞬間に「じぇ!じぇ!」って思いましたもん。
石 無理にはやりに乗ろうとするんじゃない(笑)。でもたしかにびっくりした人は多かったみたいだね。サイトのほうの反響も大きかったよ。
編 そりゃそうでしょう。だってマイネルホウオウですよ。
石 まあ、でも勝てると思ったからね〜。
編 というか勝ちましたけど(笑)。やっぱりさすが「単勝二頭流」がだわ〜。こんなに人気薄の単勝をあっさり当てちゃうなんて。それに相手にしても、インパルスヒーロー(6番人気2着)に印を打っていましたし。もっと言うと、先週のこのコラムでは穴馬としてフラムドグロワール(8番人気3着)も推していましたしね。
石 惨敗したモグモグパクパク、ローガンサファイアも推してたけどね(笑)。
編 この対談では穴馬しか推奨できないんですから、3頭のうち1頭でも馬券に絡めば十分でしょう。
石 まあ、少しでも参考にしていただけたなら良かったです。
編 ちょっと思ったんですけど、石橋さんって、土曜日の京都新聞杯も当てているじゃないですか、配信予想で。
石 うん、そうだね。あれは3連単5万円ぐらいだっけ?
編 5万2,030円。2、3着のペプチドアマゾン(9人気)、ジャイアントリープ(11人気)にしても、なかなか買えないですよ。
石 で、何を思ったんだっけ?
編 ああ、石橋さんって、今年の3歳戦線でかなり当ててませんか?
石 そうかな。
編 そうですよ。穴っぽいところだけでも、弥生賞のカミノタサハラ(6番人気1着)とか、青葉賞のヒラボクディープ(7番人気1着)に本命◎を打っていますよね。この対談の推奨馬を入れたらもっと多いですけど。で、極めつけが先週のNHKマイルCのマイネルホウオウ(10番人気1着)。
石 言われてみるとそうかもね。そんなに意識はしてないけど。でも昔から得意は得意だったんだよ。この時期の3歳って、実力はあるのにまだ力を発揮しきれていない馬がけっこういて、人気の盲点というか、人気薄になっていることが多いからね。そういう馬が力を発揮できるときに買ってあげればいいだけなんだけど。
編 派手な勝ち方をした馬が過剰人気になっていたりしますしね。
石 そうそう。けっこう高配当を獲りやすいのはたしかだよね。
編 となると来週からオークス、ダービーと3歳G1が続きますけど、大いに楽しめそうですね。
石 うん、僕自身も楽しみだよ。この対談でもいい穴馬を挙げられたらなと思うし、もちろん配信予想でも高配当をどんどん狙っていくつもり。期待していて下さい。
編 それはもう。先週久しぶりに会った僕の友人がたまたまこのコラムのファンで、彼も期待してましたよ。太田君っていうんですけど。
石 知らんし(笑)。でもありがとうございます。がんばります。というか、来週、再来週の前に、いいかげん今週のヴィクトリアマイルの話もしないと。
編 あ、そうだった。すみません、勝手に盛り上がりすぎちゃいました。では、そろそろヴィクトリアマイルのお話をお願いします。石橋さんの注目穴馬を教えて下さい。
石 はい。じゃあまずはアロマティコから。ヴィクトリアマイルで穴をあける馬にはある共通点があって、アロマティコもそれに該当するんだ。
編 と言いますと?
石 ヴィクトリアマイルの1600mよりも長い距離で走っている馬がいいんだよ。アロマティコは2000mの秋華賞で3着という実績があるし、古馬になってからの2戦も1800m戦で好走しているでしょ?
編 ええ。前走も不利がなければと思わせる内容でしたし。
石 今回は休み明けを叩いて3走目でさらなる上昇も期待できるし、注目しておきたいね。
編 なるほど、長めの距離での実績ですか。たしかにふたケタ人気で好走した穴馬ってその傾向がありますよね。3年前のニシノブルームーン(11番人気3着)とか、その前の年のブラボーデイジー(11番人気2着)とか。
石 でしょ? で、同様に期待しているのがマイネイサベル。人気はどうなのかな〜。
編 さすがにふたケタ人気はないでしょうけど、5〜6番人気とかそのあたりじゃないでしょうか?
石 じゃあ、ここで推奨しても大丈夫かな。マイネイサベルも1800m近辺に実績があって、さらに4走前には東京芝コースで重賞を勝っているよね。
編 ええ。今回と±4000m以内なので、「単勝二頭流」でいう「同」マークがつく馬になりますよね、同コース実績があるという。
石 さらにこの馬も叩き3走目で上昇度も期待できる。去年のヴィクトリアマイルは6着までだったけど、前がふさがってまともに追えたとは言えないレースだったからね。人気にならないように祈りながら週末を待つことにしよう。
編 そうですね。で、最後の1頭はどうしましょう?
石 ジョワドヴィーヴルを挙げておこう。
編 たしかにここ2走は長めの距離を走ってますけど、いかんせん成績が……。
石 そんなことないよ。たしかに2走前はあまりみどころもなかったけど、1年近い休み明けだったし、前走は前が残る結果のなか、ほぼ最後方からよく差をつめてきたよ。
編 この馬も叩き3走目なんですよね。
石 別に叩き3走目の馬だけを狙ってる訳じゃないんだけど(笑)、この馬は休養が長かったぶん、さらに上昇が期待できる。人気になりやすそうな馬だけど、今回まではギリギリ人気にならずにいてくれればいいんだけど。
編 ですよね〜。
石 とりあえず今のところはこの3頭を挙げさせていただこうかな。
編 わかりました。その他の馬については石橋さんのブログ(http://keibat.blog.fc2.com/)で無料公開している「単勝二頭流」該当馬もチェックしてみます。ありがとうございました。
石橋武氏のデビュー作
●単勝二頭流 大穴馬券をゲットする単勝2頭買いの極意が発売中!「単勝二頭流」とは、穴馬の単勝と人気サイドの単勝の両方を購入(単勝2点買い)することにより、高い信頼度を保ちながら、大儲けを狙う馬券術。競馬で儲けるためには、馬券を獲ったときに大きく勝つ必要があるが、この馬券術の穴馬条件にそって人気薄の単勝を買うと、回収率が飛躍的に向上する。その反対に、競馬を長く続けるためには資金を回す必要もあるが、人気サイドの単勝を押さえているので、堅いレースにも対応できる。
さらに「単勝二頭流」の奥義を会得すると、それを活用して3連単馬券を獲ることも可能。3連単2頭軸で高配当馬券を狙えるため、3連単派の競馬ファンにも、この馬券術が大いに役立つのである。