スマートフォン版へ

オークスで好走する意外なタイプの馬とは!?

  • 2013年05月16日(木) 18時00分
担当編集者(以下、編) 石橋さん、先週もこの対談で推奨したマイネイサベルが5番人気で3着に好走。このところ、この対談もずっといい感じできてますよね。

石橋 武(以下、石) ん〜、5番人気の馬を穴馬と呼んでいいのかという気はするんだけど、まあ、馬券圏内に走ってきてくれたのは良かったかなと。

編 そうですね。それに先週のマイネイサベルが人気サイドだったにせよ、今週のオークスでもっと人気のない馬を挙げてもらえればいいわけですし。まあ、5番人気の馬で人気サイドとか言われるのもどうかと思いますけど(笑)。

石 ハードル上げすぎ(笑)。今のキミの不用意なひとことで5番人気以内の馬は人気馬として認定されたからね。

編 たしかに(笑)。まあ、言っちゃったものはしょうがないですね。

石 完全に他人事だろ。ただでさえこの対談では穴馬しか挙げられないという無意味に高いハードルがあるのに。

編 まあまあ。というわけで今週のオークスから6番人気以下の馬でお願いしますね。

石 おいっ!

編 冗談ですよ(笑)。4番人気だろうが、5番人気だろうがOKですよ。みんなの盲点になっているような、そんなオイシイ穴馬を教えて下さい。

石 まったく。

編 で、さっそく今週のオークスなんですけど、面白そうな穴馬はいます?

石 このレースがまた難しいんだよね。穴馬を探すレースとしては。

編 ああ、そうか。桜花賞上位組の好走が多いですもんね。

石 そうなんだよ。桜花賞上位組ということは、結果的に人気サイドで決着しているということだから。

編 そうなりますよね。ただ、言い換えれば桜花賞上位組がコケたら大荒れの決着じゃないですか。

石 前向きだね〜(笑)。たしかに2年前がそんな決着だったよね。1着が忘れな草賞を勝ったエリンコートで、2着がフローラS3着のピュアブリーゼという。

編 じゃあ、そんな感じの穴馬をお願いします。

石 振りが雑すぎるけど、まあいいや。ではまずはローブティサージュに注目しようか。

編 桜花賞の5着馬ですね。

石 桜花賞上位組と言えるかもしれないけど、そんなに人気にはならないと思うんだよね。

編 たしかに。ちなみにどのあたりを評価したんですか?

石 桜花賞のレース内容だよ。桜花賞で掲示板を確保した5頭のうち4角の通過順がひとケタだったのって、4着のクロフネサプライズと5着のローブティサージュだけなんだよ。

編 ホントだ。掲示板というか上位8着までが4角2ケタ通過ですね。前に行った馬はほとんど潰れちゃってます。

石 あのハイペースを追いかけて、かつ掲示板確保は立派。チューリップ賞、桜花賞と休み明けを2回叩かれた上積みも見込めるし、さらなる前進が期待できると思うよ。

編 ちなみにクロフネサプライズはどうなんですか?

石 人気でしょ、さすがに。

編 あ、そうか(笑)。クロフネサプライズに関しては週末の予想と、石橋さんのブログ(http://keibat.blog.fc2.com/)で無料公開している『単勝二頭流』の評価を待ちましょう。

石 続いて注目しているのはメイショウマンボ。

編 なんかすごく意外な名前が挙がりましたね。だいたい、フィリーズレビューの時に1400mのスペシャリストって言ってませんでしたっけ?

石 お、担当じゃなかったのによく覚えてたね。その通り。

編 今回は1400mじゃなくて2400mですけど……。

石 さすがにそれは間違えないよ(笑)。ただオークスって、1400mで強い競馬を見せてきた馬がよく好走するんだよ。古くはスイープトウショウとかローブデコルテとか、最近ではホエールキャプチャとかね。

編 たしかにそうですけど。

石 1400m戦ってけっこう息の入らないハードな流れになることが多くて、むしろ1600m戦なんかよりスタミナが必要だったりするんだよ。

編 ああ、たしかにステイヤー血統が走ったりしますしね。

石 まあ、血統は専門の人に任せるとして、そういう厳しい流れの1400m戦で結果を出している馬、重賞で馬券に絡むとか、特別戦で勝っているぐらいの馬は狙って損はないと思うよ。むしろ距離不安を言われて人気を落とすぐらいなら、かえってオイシイ。

編 なるほど。じゃあ、レッドオーヴァルなんかも……。

石 だから人気でしょ、その馬も。

編 あ、桜花賞2着か。

石 メイショウマンボは桜花賞で10着と大敗しちゃっているけど、4角通過順位はひとケタ。巻き返してくる余地はあると思うよ。

編 なるほど。

石 最後に桜花賞上位組のなかで人気のなさそうなプリンセスジャックも挙げておこう。

編 1400mでも勝っていますしね。わかりました。

石 とりあえず現時点ではこんな感じだけど、週末はちょっとお天気が心配だよね。

編 そうなんですよ。3歳牝馬にとっては晴れの舞台ですから、良馬場で走らせてあげたいですけどね。

石 そうだね。

編 そう、晴れの舞台といえば、来週はいよいよ日本ダービー。石橋さん、今週はもちろんですけど、来週の対談、予想も期待してますね。

石 もちろん。頑張って穴馬を見つけてきます。

編 ええ、楽しみにしています。では今週はこんなところで。石橋さん、ありがとうございました。

石 こちらこそありがとうございました。

単勝二頭流 大穴馬券をゲットする単勝2頭買いの極意

石橋武氏のデビュー作

単勝二頭流 大穴馬券をゲットする単勝2頭買いの極意が発売中!
「単勝二頭流」とは、穴馬の単勝と人気サイドの単勝の両方を購入(単勝2点買い)することにより、高い信頼度を保ちながら、大儲けを狙う馬券術。競馬で儲けるためには、馬券を獲ったときに大きく勝つ必要があるが、この馬券術の穴馬条件にそって人気薄の単勝を買うと、回収率が飛躍的に向上する。その反対に、競馬を長く続けるためには資金を回す必要もあるが、人気サイドの単勝を押さえているので、堅いレースにも対応できる。

さらに「単勝二頭流」の奥義を会得すると、それを活用して3連単馬券を獲ることも可能。3連単2頭軸で高配当馬券を狙えるため、3連単派の競馬ファンにも、この馬券術が大いに役立つのである。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

石橋武氏のブログはこちら!
http://keibat.blog.fc2.com/
ただ今、再開記念コンテンツを公開中!
1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング