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東京芝2400mにおけるディープインパクト産駒の傾向

  • 2013年05月17日(金) 12時00分
 ディープインパクトは、昨年のオークスでも産駒が1、2着。東京芝2400mも首位種牡馬。桜花賞でも2頭しか出ていない産駒が1、2着。

 今年のオークスもディープインパクト産駒を買えば、まず当たりそうなラインナップですが、産駒は4頭。

 桜花賞は2頭しか出ていないので、取捨をする必要もありませんでしたが、オークスではディープインパクト産駒の中での序列も必要になります。

 東京芝2400mでディープインパクト産駒は10勝を上げていますが、うち半分の5勝は「前走3コーナー5番手以内」の馬。6人気以下の人気薄で馬券になった4頭もすべて「前走3コーナー5番手以内」の馬。前走では先行する競馬をしている産駒の方が期待値が上昇する傾向にあります。

 また、過去の当レース勝ち馬10頭はすべて馬体重が460キロ以上の馬。昨年の勝ち馬ジェンティルドンナもオークス時の体重が460キロ。

 前に行く経験をしていたことや、大型馬ほど期待値が上昇するのは、東京芝2400mはディープ産駒の中でも、馬力で押すタイプの方が期待値が高くなるといえるでしょう。

 今年のオークス出走予定のディープ産駒の中で、前走体重が460キロ以上だったのはアユサンエバーブロッサム。ちなみに、レッドオーヴァルデニムアンドルビーは460キロになるには、前走から30キロ以上増やす必要があります(そんなに増やしたら別の要素で好走確率が下がるでしょうけれども)

 前走脚質の面でも桜花賞はアユサン、フローラSはエバーブロッサムの方が、前に行く競馬をしていたように、今年出ているディープ産駒のなかでは、アユサンエバーブロッサムが馬力で押すタイプ。レッドオーヴァルデニムアンドルビーがキレを活かすタイプとザックリ分けることができます。

 過去の傾向からは、東京芝2400mで期待値が高いのは前者のタイプ。アユサンエバーブロッサムとなります。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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