これまで安田記念においてサンデーの血を引く馬の連対はたった6例しかなく、そのうちツルマルボーイ、ダイワメジャー、アドマイヤマックス、グランプリボスの4頭はノーザンテーストの血を持っていた。柔らかすぎるサンデーの血が東京マイルのG1を勝ちきるには、ノーザンテーストのような頑強な血を取り込む必要があるということだろう。
◆Hペース先行でも二枚腰
カレンブラックヒルは母がDrone≒Terlingua3×3、自身はスカーレットブーケ≒Storm Cat2×3と鋭いニアリークロスを重ね、ダイワメジャー産駒としては最高の配合をしている。とはいってもパワーと粘りで押すタイプには違いなく、マイラーズCは止まったというよりは京都の高速馬場で鋭さ負けしたとみるべきだ。その点で週末の雨予報は歓迎だし、ここは毎日王冠の二枚腰を見直す。
◆充実一途、牡馬相手でも