2日の安田記念を制したロードカナロア。その最終追い切りはウッドで行われたが、この時に陣営はあることについて細心の注意を払ったという。「馬場が一部とにかく悪くて…。気持ち悪いので大外を通るしかなかった」と安田翔助手。
ウッドチップの入れ替え前後はどうしても関係者から馬場の悪さを指摘されることが多くなるものだが、今のウッドはどうも波を打っているような箇所があって、とにかく走りづらいのだとか。
先週ジョワドヴィーヴルがそのウッドでの追い切りで故障を発生して、予後不良になったが、その原因としてウッドの馬場の悪さを指摘する関係者は少なくない。
ウッドだけではなく、坂路も同様だ。ここ最近の坂路はとにかく上滑りすると騎乗者から評判が悪い。「ラスト1ハロン地点に穴ぼこみたいなところもあって走りづらい。馬場自体も上滑りするから馬も機嫌が悪くて…」とはジェンティルドンナの調教パートナー・井上助手。ジェンティル自身も帰厩当初は上滑りする馬場を気にして力んで走っていたとか。
先週オルフェーヴルが坂路の馬場が上滑りするからという理由もあってウッドで追い切ったが、坂路もウッドも馬場が悪いというのでは、関係者にとっては頭の痛いところ。
これから6・23宝塚記念に向けて、オルフェーヴル、ジェンティルドンナ、ゴールドシップの「関西ビッグ3」が調教の強度を強めていくことになるが、良好な馬場コンディションで各馬の追い切りができるような状況をつくっていくことが重要だろう。
(栗東の坂路野郎・高岡功)
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