2010年から登場した特別レース。10年は1600万条件。11年からオープン特別になったが、距離はダート1400m。昨12年から今年と同じオープン特別のハンデ戦となった。バーディバーディが逃げ切った昨年は、快レコードの1分34秒4。馬場の締まっているこの時期だから、猛烈に速い時計が記録される可能性があるくらいで、まだレースの特徴や傾向はない。
その昨年、トップハンデの58.5キロを背負い、バーディバーディと小差の1分34秒6で2着したナムラタイタン(父サウスヴィグラス)から入る。父サウスヴィグラス(その父エンドスウィープ)は、交流重賞を中心に33戦16勝の星を残した名馬だから、種牡馬入りした当初から大変な人気種牡馬だった。ところが、ラブミーチャン、このナムラタイタン、トーホウドルチェなどの大活躍によってますます評価を上げ、今年2013年はいまのところ、キングカメハメハ(ホッコータルマエなどの父)、さらには常連のクロフネ、ゴールドアリュール、キングヘイローなどを押さえ、「ダート戦限定サイアーランキング」のトップに立っている。
サウスヴィグラス自身は、全16勝が距離1400m以下だったが、産駒は渋い成長力に恵まれ、やがて総合力を身につけると、2000m級まで距離をこなす産駒が珍しくない。その代表格の1頭がこのナムラタイタン(母の父アフリート)であり、ナムラタイタンは最近、1800~2100mでも好走している。
でも、もちろん距離ベストは全9勝を記録する1400~1600mであることはいうまでもない。前回の平安Sを0秒1差に好走しているくらいだから、7歳とはいえ陰りなどまだ全然ない。1600mでは、1分34秒4のほかに、1分35秒0~2の好時計が3回もある。今回は昨年より楽な58キロのハンデに恵まれた。ハンデを考慮して前に行く気になれば、速い馬は少ないから、昨年と同様の2~3番手で流れに乗れると思える。強気に先行の構えをみせたい。相手の筆頭は、前回の勝ちっぷりがあまりにも鮮やかだったスズカセクレターボ。格上がりの1600万を上がり34秒3で、馬群を切り裂くように割って抜け出している。1600mにはまったく心配はない。ハンデは軽い。
以下、戸崎騎手を配してきた実力馬ダノンカモン、タガノロックオン、逃げるアイファーソング、ハートビートソングだが、ゴールドアリュールの下になるゴールスキーが6歳にして初めてダート戦に出走してきた。人気はない。当然、買う価値はある。