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推奨穴馬サンレイレーザーがきっちり3着! 今週も二頭流で斬りまくれ!

  • 2013年06月13日(木) 18時00分
『単勝二頭流』担当編集者(以下、編) 石橋さん、もはや恒例と化してきたこの出だしですけど、先週もこの対談で推奨してもらったサンレイレーザーが7番人気ながら3着に好走。もうこのコラムで名前の挙がった穴馬3頭の複勝を買い続けたら、えらい回収率になるんじゃないですか?

石橋 武(以下、石) どうだろうね。あんまり回収率にとらわれてもひと勝負ひと勝負がおろそかになるから、あんまり考えてはいないんだけど。特に複勝とかは。

編 ですよね? と思って計算してきたんですよ。

石 マジで? 暇だね〜(笑)。

編 暇って、失礼な。まあ、暇ですけど(笑)。でもこういう具体的な数字があったほうが読者の方も安心できるかなと思って。

石 まあ、たしかにそうかもしれないけど。

編 で、計算したのは、あくまでこのコラムで毎週推奨している穴馬3頭のみ。この対談がスタートした弥生賞から先週のエプソムCまでの15週分の結果です。石橋さんが事前に配信している予想は一切含まれていませんので。

石 もちろん。で、どれぐらいだった?

編 なんと複勝回収率は162.2%。これね、実はすごい数字なんですよ。

石 そうかなぁ。

編 ええ。だって、複勝ですよ、それにコラムで推奨するのが人気薄に限られてるじゃないですか。ということは、そもそも好走率が低い馬を推奨しているはずなのにこの数字なんですから。

石 ちなみに15週間で、3頭とも馬券圏内を外した週はどれくらいあった? そっちのほうが気になるわ。皆さんにご迷惑をかけたってことだから。

編 真面目ですね〜。3頭とも走らなかったのは、全部で4週ですね。15週中11週は当たってるので、こちらも素晴らしい数字だと思いますよ。この対談では外したレースでも、週末の予想では的中しているレースもありますしね。それこそ日本ダービーもそうでしたし。

石 15の11か。

編 まあ、当たったレースを全部挙げるつもりはないですけど、改めて見直すとけっこうな穴馬を獲ってますよね、実際。興味のある方はいちばん下のリンクから過去の対談を確認できますのでチェックしてみて下さい。あ、そうだ。

石 なに?

編 石橋さんのブログ(http://keibat.blog.fc2.com/)に、この対談の的中実績を載っけておいて下さいよ。そしたら配当も含めて確認できるので。

石 OK。じゃあ、そろそろ今週の話を始めようか。

編 はい、というわけで、今週から函館開催がスタート。注目レースもさっそくその函館から函館SSということですが。

石 いいね。夏競馬は思った以上に配当がハネることがあるから大好きだよ。

編 期待できますね〜。函館SSもいい穴馬はいます?

石 うん、いるね。函館SSは5番人気以内で堅く収まることも多い反面、荒れるときはそこにいきなりふたケタ人気が絡んできたりするから面白いよね。

編 その馬券に絡む人気薄って、なんか共通点があるんですか?

石 あるよ。あるけど、もったいぶって言うほどのことじゃないけどね。単に函館実績を気にすればOKなだけだから。それは皆さんも気にして見ているところだと思うんだけど。

編 たしかに、函館、札幌はコース実績を見ている人は多いですよね。洋芝での実績というか。

石 でしょ? にもかかわらず人気がないということは、近走の成績が悪すぎるとか、さすがに買えないだろと思っている馬が絡んでいるということだよね。

編 そうですね。じゃあ、穴を狙うとしたら、ムチャと思える函館実績馬をチェックすればいいという。

石 ん〜、かなり乱暴に言うとね(笑)。まあ、さっきも言ったけど、上位人気で収まるパターンもあるから、それを覚悟のうえで狙うことになるんだけど。

編 ということは『単勝二頭流』にぴったりじゃないですか。穴馬が激走しても、順当に人気馬が走っても当たっちゃうわけですから。

石 まあ、選ぶ馬があってたらの話だけどね(笑)。

編 ちなみに石橋さんは、今のところどの穴馬に注目しています?

石 そうだな、まずはストークアンドレイに注目。

編 いきなりムチャなところを挙げてきましたね(笑)。

石 穴狙いだからね。これぐらい大振りしてもいいでしょ。ただ、この馬は函館芝で2戦2勝。2歳時の話とおもって甘くみていると、足元を救われるよ。

編 たしかに重賞(函館2歳S)も勝っていますしね。

石 それに3歳牝馬ということで、裸同然の50キロというのもいいよね。レースぶりからは前めにつける競馬もできそうだし、そうなると開幕週の馬場で軽量50キロはけっこう脅威だよ。

編 なるほど、激走する条件は揃っているわけですね。

石 そういうこと。久々の函館で期待したいね。

編 たしかにこういう馬なんですよね、ふたケタ人気で大激走を見せるのって。

石 あとはシュプリームギフトもいいね。たぶんそんなに人気にはならないと思う。

編 函館にも、そして同じ洋芝の札幌にも実績がある馬ですよね。

石 このところなかなか馬券に絡む活躍はできていないけど、内容自体はそう悪くない。阪急杯の5着とか、ベストよりも1ハロン長いなかで男馬相手にいい勝負をしたと思うよ。

編 前走も最後は伸びてきていましたしね。

石 そうだね。ベストの舞台でいい走りを見せてくれるんじゃないかな。

編 最後の1頭はどの馬にしましょう?

石 サクラアドニスを挙げておこうかな。

編 前走はオープンのハンデ戦を最低人気で勝ちましたけど、実際のところ、オープンに昇級してからは大敗続きですよね……。

石 だから人気がなくていいんじゃない。前走で勝っちゃったのは僕としては誤算なんだけど(笑)、そういう大敗続きの馬がいきなりの大変身を遂げるのが、こういうレースなんだよ。

編 そういうものなんですね〜。

石 中央場所で力を発揮できなかった馬が、得意の函館で大変身。レースが終わったら、「そうだったんだよな〜」ということ多いでしょ?

編 たしかに。

石 そういう馬を事前に見つけないとね。そういう意味では、今挙げた3頭はどれもチャンスがあると思うよ。

編 わかりました。僕もそういう目線で穴馬を探してみます。

石 うん、ひと夏の間そういうふうにチェックしていけば、さすがのキミでも多少は馬券が上手くなると思うよ。

編 なりますかね?

石 ……。う、う〜ん。

編 歯切れが悪すぎるわっ。

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1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

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