11日、石坂厩舎である記念グッズが話題となっていた。それはかつて同厩舎で助手として研さんを積んだ羽月調教師から、師匠の元へ届けられた厩舎100勝記念のポロシャツだ。
デザインは胸に小さく100勝と刺しゅうされたもの。派手な色遣いや、大きなプリントもないメモリアルグッズにしては一見シンプルな代物なのだが、実際は手が込んでいた。
首元の後ろの部分には100勝それぞれの勝ち馬の名と、日時が刺しゅうされているのだ。例えば「2007年4月8日 1/100 ワンダースピード」「2007年6月30日 2/100 クラクエンスキー」という具合。ひとつの勝利に対して1枚のシャツ…100勝→100枚分同じものはひとつとしてないオンリーワンな記念グッズ。羽月厩舎の足跡が詰まった優れものだ。
ド派手に刺しゅうされているわけではないため、普段着として使うこともできるうえ、もらった人間は、刺しゅうされた馬の名は果たして何か?というおみくじ感覚を楽しめる――。羽月師のアイデアと心遣いが込められた逸品、坂路野郎も一着頂いたのだが、馬は2007年12月23日に通算10勝目をゲットしたマルカハンニバル。この馬名を久々に見て「徳さん(担当厩務員の徳田さん)に毎回いいぞと言われながら馬券を取ったことはなかったな」など、思い出がよみがえった。先週終了現在でJRA104勝。今後も着実に勝ち星を積み重ねていくであろう羽月厩舎の、ネクスト100、200勝を見届けていきたいものだ。
今週はそんな羽月厩舎が“勝負ウイーク”に突入。降級となる土曜阪神・鷹取特別=キングブレイク、日曜阪神500万=タイセイマスタングも狙い目だが、馬券的には「前走は直線追い出しを待たされた。瞬発力があるほうじゃないのであれは痛かった」(羽月師)というユニコーンSのインカンテーションだ。
(栗東の坂路野郎・高岡功)
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