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先週10万馬券ゲット! CBC賞の穴馬はズバリこれだ!

  • 2013年06月27日(木) 18時00分
担当編集者(以下、編) 石橋さん、宝塚記念は3強のうち、ゴールドシップを人気の本命◎に抜擢。ジェンティル、フェノーメノは押さえにとどめるという、見事な選択でしたね。

石橋 武(以下、石) 見事ではないでしょ、◎ゴールドシップでも2着のダノンバラードは無印なんだから。

編 まあ、馬券的には。でも少頭数でかなり買い目を絞りましたし、先週のこのコラムでお話したように「単勝二頭流〜番外編〜」みたいな扱いですからね。

石 いやいや、それは違うでしょ。週末に「単勝二頭流」として公表した限り、読者の方からみればそれは立派な予想だし、僕だってそのつもりで予想しているしね。そのうえで外したということ。

編 たしかに。僕も含めて、読者の方はその予想を参考に買っているわけですからね。でも、そういう意味で言うと、土曜日の配信では東京最終で皆さん10万馬券を獲っているわけですからね。

石 ああ、◎シルクオフィサーが逃げ切ってくれたレースね。

編 ええ。やっぱり勝負レースで10万馬券を獲ると気分がいい(笑)。いい流れで夏競馬へ突入できますね。

石 いい流れというか、宝塚記念がチャラになっただけというか、まあ当たらないよりは良かったかなと。

編 当たり前じゃないですか(笑)。10万馬券ですよ。石橋さん、でっかい馬券ばっかり獲りすぎて感覚が麻痺しちゃってるんじゃないですか?

石 そんなことはないけど(笑)。ま、東京最終に関しては僕のブログ(http://keibat.blog.fc2.com/)のほうでじっくり話を聞かれたので、興味のある方はそちらをご覧いただくとして。さ、というわけで気分も新たに夏競馬を楽しんでいこうか。

編 普通に高配当馬券も当たってるわけだし、べつに気分を新たにする必要はないですけどね(笑)。まあ、いいか。さて、今週の注目レースは中京競馬場で行われるCBC賞ということですが。

石 ハンデ戦だけあって、なかなか面白そうなレースだよね、もちろん配当的にも。まだ現時点ではハンデがどれぐらいになるかわからないんだけど(※この対談は月曜日に行われています)

編 おお、いいですね。じゃあ、さっそく石橋さんの注目穴馬を教えていただけますか?

石 はい。じゃあ、まずはエーシンダックマンから。

編 前走はダート戦で度外視としても、近走があんまり冴えないですよね。どのあたりに注目したんですか? 中京コースでの好走実績も改修前のものですよね?

石 お、鋭い。そう。だからこの好走実績は鵜呑みにしないほうがいいよ。今の中京コースは以前と違って最後に急坂があるからね。これは夏競馬の間においおい話していくけど、開催数の少ないローカル競馬場は、そんなに同コース実績にとらわれなくOKだよ。あ、函館と札幌はまた別なんだけど。

編 あ、そうなんですね。じゃあ、エーシンダックマンも同コース実績以外の点に注目したと。

石 そういうこと。この馬に関しては阪神コースでの実績と脚質。

編 ああ、ゴール前の坂か。

石 その通り。エーシンダックマンは実績からも小倉とか京都のような平坦巧者と思われがちだけど、阪神コースってまだ2回しか走ったことがないんだよ。

編 お〜、2戦2勝。

石 今の中京コースはゴール前に2mほどの坂が設けられていて、阪神や中山に近い印象がある。そういう競馬場で好走しているのは強みだし、この馬が馬場改修後に中京コースで大敗した2戦って、G1高松宮記念と道悪のCBC賞でしょ?

編 そうですね。

石 ある意味特殊な状況での負けではあるし、開幕週の絶好馬場も先行脚質の同馬にプラスに働きそうだよね。週末の天気(馬場状態)やハンデのこともあるけど、現時点では面白い1頭だと思うよ。

編 なるほど。

石 続いてサドンストーム。

編 この馬も印象的には平坦巧者ですけどね。前走で阪神コースを勝っているとはいえ、1600万特別ですし。

石 夏競馬は時期にもよるけど、いわゆる格もそんなには気にする必要はないよ。これもおいおい話すつもりだけど。ただ、サドンストームに関しては中京競馬場改修後のファルコンSで好走しているでしょ。

編 ああ、去年の。え〜と、3着でしたよね。

石 そうそう。

編 でも、脚質的には開幕週向きではない差し馬ですよね。

石 そうだね。このレースはハクサンムーンとかマジンプロスパーもそうだけど、上位人気に推される馬に逃げ・先行馬が多いでしょ? これがガリガリやり合うようだと、この馬にもチャンスは出てくる。

編 逆に思ったよりもやり合わなければ、さっきのエーシンダックマンあたり頑張ってくれると。

石 そういうこと。ファルコンSでは道悪競馬も経験しているし、エーシンダックマンとは逆の立ち位置で期待の持てる1頭だね。

編 そういうことか。

石 あとは、これまた阪神が得意なゴールスキー。

編 たしかに阪神は得意ですけど、1200mでついていけますか?

石 むしろ合っているじゃないかと思うけどね。この馬の現状って、1600m戦でも折り合いを欠くような状況で、折り合いを気にしすぎると後ろから行って最後は届かずというパターンも目立つしね。マイルだと最後がかったるくなるような感じもするし。

編 そういう意味で、距離短縮は吉に出ると。

石 まあ、やってみなければわからないけど。ただ、「単勝二頭流」では芝なら±400mまでは同じコースの好走としているんだけど、それにもちゃんと実績やデータの裏付けがあるからね。もちろん個体差はあるとはいえ、ね。

編 そうか、石橋さんの馬券理論をみんなにわかりやすく簡略化したものとはいえ、裏付けがないと発表できませんもんね。

石 もちろん。そうか、そういう意味でもこの馬に頑張ってもらいたいな〜。

編 ですよね(笑)。

石 現時点ではこの3頭かな。あとはハンデと馬場状態、枠順なんかも加味して決めていければと。

編 わかりました。ありがとうございました。

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1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

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