競走馬はそれぞれ違った能力を持ちます。
これは「強い弱い」ということだけではなく、それぞれの馬に違った強みがあるということです。
スタートセンス、トップスピード、失速耐性、持続力・・・などなど。
このコラムでは、そんな能力の一つ一つを解説していこうと思います。
第一回は「追走力」。
言い換えるならば、「スピード持続力(レース前半に於けるスピードを持続させる力)」や、「底力(中盤の早いラップに対する耐性)」といったものになるでしょう。
分かりやすく説明するため、「追走力」が優れている馬の例を挙げるとするならば、カレンブラックヒルが適切でしょうね。
過去走を振り返ってみます。
京都1600mの内回りで施行された新馬戦。
カレンブラックヒルはそこでかなり高い指数を記録しました。
レースは1番人気オソレイユにピッタリとマークされ、新馬線としては緩みがほとんどないペースで逃げることになりました。
続く2戦目こぶし賞。
なんとここでカレンブラックヒルは指数を下げてしまいました。
一戦毎に指数を上げるのが普通の若駒が、2戦目で指数を下げるのは意外なことです。
レースは2番手に控える形。
ペースが上がるべき下り坂でむしろ緩み、少しブレーキを掛けてしまったのが響いたのかもしれません。
雪の影響も少なからず有ったのでしょう。
3戦目のニュージランドTでは指数を大きく上げました。
レースとラップを見れば、高い「追走力」を活かした勝利であったことが分かると思います。
好きな馬。ゴールドシップ、エピファネイア、エスポワールシチー、アロマティコ、キクノストーム、ドリームノクターン、リオンディーズ、リスグラシュー2013年119%→2014年105%...
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