いよいよ、この時がきましたね!シゲルスダチは6日土曜日の中京・豊明ステークスで復帰します。ハンデはトップから数えて3番目の57.5キロ。このレースはハンデ上位3頭が優先して出走できます。想定ではスダチと同じ57.5キロを背負うホーカーテンペストとハンデによる優先枠を争う(2分の1の確率で抽選)はずでしたが、上位2番目のポアゾンブラックが出走登録しなかったため、抽選もなくスンナリ出走する運びとなりました。
正直、57.5キロというハンデは420キロそこそこの小柄なスダチには重い…。これまで左回りの競馬場ではNHKマイルCの落馬・競走中止をはじめ、昨年のCBC賞では惨敗、1番人気に支持された尾張Sも12着敗退…、というように、いい出来事がありませんでした。スダチにとって左回りは鬼門!?という解釈もあるのですが…。
![帰厩後、順調なシゲルスダチ](https://cdn.netkeiba.com/img.news/style/netkeiba.ja/data/hanaoka_gallery/130704_01.jpg)
帰厩後、順調なシゲルスダチ
「たまたま巡り合わせでそうなっただけ。小倉ほどの相性の良さはないけれど、左回りがダメだと決めつけることもない」と西園師の前向きなジャッジを信じたいと思います。
正直、帰厩したあとのスダチは順調すぎるくらい順調でとても元気がいいのです。
「スダチは走りたがっていますよ。だから、このまま毎週追い切りを繰り返すより、1回レースを走らせてあげたほうが精神面にもプラスになるはず」と塩満助手も今週の出走をポジティブにとらえていました。目標にしている佐世保Sは7月27日。たしかに、もう出走できる状態まで仕上がっています。1回レースをを使えば、小倉までのあいだにひと息入れることもできます。とにかく今回は無事に走り終えて、帰ってきて欲しいですね。
![落ち着いてきたカレンヴィットリア](https://cdn.netkeiba.com/img.news/style/netkeiba.ja/data/hanaoka_gallery/130704_02.jpg)
落ち着いてきたカレンヴィットリア
![西原助手に撫でられるアドマイヤビジン](https://cdn.netkeiba.com/img.news/style/netkeiba.ja/data/hanaoka_gallery/130704_03.jpg)
西原助手に撫でられるアドマイヤビジン
この中間もカイバ食いはいいのですが、これまで同様、ちょっとづつしか身になりません。でも、以前も使うたびに馬体重を増やしていったように、食べた分はちょっとづつですが確実に身になる点もスダチの特徴です。現在、見た目は帰厩直後より少しふっくらしています。
「小倉で走るころに430キロくらいに仕上がるのが目標」(塩満助手)とのこと。帰厩直後で420キロでしたから、今週の競馬ではおそらく430キロを切るくらいでの出走になるでしょう。
鞍上は藤岡康太騎手。感性で乗るタイプの騎手なので、気持ちよくスダチをエスコートしてくれるはず!今週は結果より内容を重視、ですね。そして、繰り返しになりますが、とにかく無事に帰ってきて欲しいです。
続いて、新馬戦で好走した2頭の次走報を。6月23日の新馬戦で3着だったカレンヴィットリア、6月22日の新馬戦で2着だったアドマイヤビジンはともに7月14日、中京・芝1400m戦への出走を予定しています。
カレンヴィットリアは「新馬戦の前は追い切りをかさねるたびにカリカリしていた」とのこと。しかし、1回レースを使ったことでいいガス抜きができたようです。とても落ち着いていましたよ。
アドマイヤビジンはひじょうに大人びた印象の牝馬。梅田師も「性格がいい」と誉めていました。西原助手が撫でようとすると、自分から顔を寄せていました。「とても人懐こくて、いい子」(西原助手)というのも納得。この従順さ、いいですね。名前のとおり、可愛い系というより美人系の芦毛サン。スダチとはタイプが違いますが、愛らしい芦毛ちゃんはホント目の保養になります。