中京記念はフラガラッハが優勝。「ベストターンドアウト賞」にも選ばれていたように、当日は常にパドックの外を回って、素晴らしい気配を見せていました。もの凄く暑い時期に入っていますが、この時期も合うのだと思います。もちろん、中京コースのマイルも合いますし、大外枠を引けたことも好材料で、正にベストの条件が揃い切っていたという感じです。あまりにも条件が揃っていたので、過大評価はできませんが、夏期間を順調に使っていけば、また良い結果が得られるのではないかと思います。
2着のミッキードリームはパドックではもう少し元気が欲しいなという感じでしたが、返し馬ではピーク時の動きには及ばないにしても、この馬らしい動きができていました。ちょうど良い枠を引けましたし、それをベストに生かす騎乗もできていたと思います。確実に復調してきていますし、今後も再注目が必要になるでしょう。
3着のリルダヴァルはツナギや飛節のバネ感が素晴らしく、改めて素材の良さを感じさせましたが、結果的にマイルは1ハロン短い感じもします。ベストは1800m〜2000mでしょう。
4着のドナウブルーは良いデキでしたし、返し馬の動きも目立っていました。今回は斤量の分の負けでしょう。
5着のワイズリーは筋肉の質が柔らかく、デキとしては素晴らしかったと思います。ただ、返し馬でもそうでしたが、ちょっと燃え過ぎるところがあるので、その辺りが課題でしょう。現状は1400mがベストです。
6着のサトノパンサーは、弾力の良い筋肉が付いていて、この馬としては良いデキだったと思いますが、ここでは力が足りなかった印象です。相手次第で買いでしょう。
12着のアカンサスは、暑さにも全く動じず、良い気配でした。今回は全く結果が出ませんでしたが、新潟辺りなら走ってくるかもしれないので、警戒しておいてほしいところです。
【次走の狙い馬】
・
リルダヴァル1800m以上の距離なら信頼できそう。
・
キクノソル今回は直線でまともに前が壁になってしまった。力上位で、次は勝ち負け。
・
シンゼンレンジャーツナギや深いこの馬にとっては今回の馬場は深かった。もっと脚抜きの良い軽い馬場なら。
・
ウインドストリーム今回は馬場が合わなかった。小倉1200mは合いそう。
・
アンバルブライベン今回は外差し馬場の最内枠で条件が悪かった。小倉なら逃げ切り。