来週の小倉記念で連覇を狙うエクスペディション。前走の七夕賞7着はやや物足りない競馬に映ったが、担当の和田助手は「よく走ったほう」とさして気にするそぶりもない。
「勝負どころで内からどんどん来られて外を回らされたのがこたえた。あの日の芝は見た目は悪く見えても、インの馬場は硬くて内を回った馬ばかりが来ていた。余計に外を回ったロスは大きかった」
今夏の福島芝戦ではインを通った馬の好走がやけに目立った。その背景に馬場のアシストがあったのは間違いなく、逆に言えば伸びない外を回って負けた馬は、開催替わりのどこかで逆襲があると考えたほうがいい。
現在の代表的な“小倉男”のエクスペディションも大得意のホーム(小倉5勝)に戻る次走は当然、一変があっていい。七夕賞だけでなく2週目は内を走った馬が上位をにぎわせていたのだから、開幕週はその傾向がより顕著。そこで外を回って負けた馬はあまり評価を下げる必要はないし、逆に外を回って勝った馬は額面以上の価値がある。アイビスSDに出走するプリンセスメモリーの前走・テレビユー福島賞など、まさにその典型だった。内を回ったヤマニンパピオネに大外から0秒3差の勝利は、トラックバイアスを加味すれば0秒5差ぐらいあった?
先週はデュランダルの子フラガラッハが中京記念を勝って今月7日に死んだ父の弔いVを見事に決めたが、今度はその名短距離馬を伯父に持つこの馬の出番。新潟メーンのアイビスSDは、福島開幕週で大外一気の豪快Vを決めたこの馬からひと勝負仕掛けてみる。
(栗東の坂路野郎・高岡功)
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