先週の小倉記念はトニービンの血を持つ馬に注目しましたが、ホームページで公開している予想でもトニービンの血を持つメイショウナルトを本命にして的中。
推奨文には「穴人気は承知の上で本命」と添えたのですが、ハンデ差なども含め、あまりにも恵まれた条件での楽勝。終わってみれば人気以上においしい馬だったかもしれません。
「七夕記念のミスプロ、ニジンスキー」「函館記念のブラッシンググルーム、ノーザンダンサー)」同様、サマー2000シリーズ、夏のローカルは本当にベタな血統馬券が決まります。
さて、今週の土曜新潟は、特別レースで芝1400mのレースが2鞍。このコースのベタな特徴は何といっても、ダイワメジャー産駒が強いこと。
昨年(2012〜)からの新潟芝1400mは、全部で33レースが行われ、最多勝利はダイワメジャー産駒の6勝。続いてアグネスタキオン産駒が4勝。この2種牡馬で勝ち馬の30%近くを占めます。
ダイワメジャーとアグネスタキオンに共通するのは、芝1600m以下のスピード勝負に強い産駒が出ること。芝のマイル以下に強いサンデー系種牡馬にマッチしたコースともいえるでしょう。
また、サンデー系の中でもリーディングは上位ではないタイプの種牡馬の期待値が高いのも当コースの特徴。特にスズカマンボは当コースに好相性。ダイワメジャーと父、母父が同配合でマイル以下の適性が高いアドマイヤマックス、デュランダルなども当コースの期待値が上昇するタイプです。
なお、先週の新潟芝内回りは外差しが決まったように、内回りは、ややタイトな傾向を示す模様。こうした傾向を示す際には、新潟芝1400mの場合は「前走で芝1600m以上に出走」して「中団より前」の位置を経験した馬が走るバイアスにも意識したいところ。
昨年のような馬場だと7、8枠に入った馬は、血統が合っていても物理的に届きにくい状況だったのですが、先週を見る限り、今年は外枠も問題なさそうな点も確認すべきポイントでしょう。
今週末の新潟芝1400mでは、ダイワメジャー、リーディング下位のマイナーなサンデー系、そして「短縮馬の中では中団より前で競馬した馬」を狙うつもりです。
さて、関屋記念は2年連続で母父ダンチヒ系が優勝。サンデー系×ダンチヒ系の配合馬が連覇中。
昨年も1分31秒台の決着でしたが、2001年02年と関屋記念を1分31秒台で駆け抜けて優勝したマグナーテンもダンチヒ系種牡馬。高速関屋記念はダンチヒ系の種牡馬に相性が良いレースなのです。
なお今年の出走予定馬でダンチヒの血を持つ馬のは、シルクアーネスト、ドナウブルー、ランリョウオー、ワイズリーの4頭。
先週の「小倉記念のトニービン」同様、今週も「新潟芝1400mはダイワメジャーとマイナーサンデー」「関屋記念はダンチヒ」といったベタな血統馬券が簡単に決まるといいのですが。(もっとも、勝手にベタと言ってるだけで、血統を意識せずに馬券を買う多くの人は知らないことでしょうけれども)
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