高倉稜騎手の密着レポート第2弾。朝の調教が終わると、いったん自厩舎に戻り、その後、独身寮へ。午後の仕事始めまでは、しばしの自由時間です。ここでカメラを高倉騎手に託し、寮での朝ご飯、さらにキレイ好きといわれる高倉騎手の自室の様子を激写してもらいました!
(取材・文/不破由妃子)
取材を受ける高倉騎手
am6:30【調教終了後、自厩舎へ】朝5時から3頭の調教を終え、いったん厩舎に戻る高倉騎手。そこに記者さんが小走りに近づき、さっそく取材開始。しかし、早朝6時半にして、もう一仕事終えてしまうとは、競馬界ならではの時間軸だ。
大仲で崎山雅調教助手としばし談笑
大仲で崎山雅調教助手としばし談笑。崎山師のご長男で、かなりのイケメン(写真撮れず…)です! 高倉騎手についてお話をうかがうと「テキトーなんだけど、意外とマジメ。マジメなんだけど、意外とテキトーなヤツです(笑)」とのこと。高倉騎手いわく「その通り(笑)」。
寮に戻る前に、馬の様子をチェック。「午後にもう一度、細かくチェックします」(by 高倉)
am6:50【独身寮に戻る】「お疲れさまでした〜。先に寮に戻ってますね!」と言い残し、原チャリで寮に戻る高倉騎手。われわれ密着班も、ダッシュで追いかけます!
am7:00【独身寮にて】寮の玄関で、偶然、酒井学騎手と遭遇。
──学さん、いつぞやは「ご指名対談」に出ていただき、ありがとうございました。
酒井 いえいえ、こちらこそ。これからバス釣りに行くんです。稜、行くぞ!
高倉 えっ、今日ですか!?
というわけで、食事のあと1時間ほど昼寝をし、高倉騎手はバス釣りへGO。高倉騎手はもちろん、学騎手も元気だなぁ…と、関心しきりの密着班(すでにグッタリ)。ここでいったんカメラを高倉騎手に預け(寮内はインタビュールーム以外、部外者は基本的に立ち入り禁止です)、朝食と禁断の(!?)自室を激写してもらいました!
偶然、通りかかった藤岡康太騎手とパチリ。「高倉くんは、どんな後輩ですか?」との質問に、「“高倉は、素直ないいヤツです!”……まぁ、こんな感じで(笑)」(by 藤岡康太)。ご協力、ありがとうございました(笑)。
この日の日替わりメニューは他人丼定食。「今日は朝からガッツリ系でした。メニューは日によって替わります。寮で食べられるのは、朝ご飯だけです」(by高倉)。ちなみに、現在の寮官さんは、元イタリアンのシェフ! 午前中の独身寮には、いつもいい匂いが漂っています。
高倉騎手の部屋にあるギター
am7:45【独身寮の自室にて】※取材は午後に行いました。
──高倉くん、ギター弾けるんですか!?
高倉 いえ…(苦笑)。ちょっとチャレンジしてみようかなぁと思って買ったんです。
──もともと興味があったんですね。
高倉 まったく弾いたことはなかったんですけど、弾けたらいいなぁと。スコアブックを買ったりして、自己流でやってみたんですけど、さっぱりわからなくて。インテリアと化して、かれこれ4年くらい経ちます(笑)。
──こういっちゃなんですが、よくあるパターンで。
高倉 ですね。今でもときどき習いに行きたいなぁと思ったりするんですけど、一人ではなかなか…。でもいつかは!
今、絶賛ハマリ中だという『アフロ田中シリーズ』
今、絶賛ハマリ中だという『アフロ田中シリーズ』(のりつけ雅春作)。「男の子の青春物語です。マジで笑えます! でも、女の子には、このおもしろさはわからないかな…。男なら絶対にハマりますよ。イチ押しです!」
きれいに飾られているトロフィーやカップ
──これらトロフィーやカップは、いつのものですか?
高倉 奥にあるカップが、初めて特別戦を勝ったときにいただいたもので、両脇のメダルがついているトロフィーがフェアプレー賞、真ん中のトロフィーと右奥の楯が新人賞のときのものです。
──それにしても、写真で見る限り、埃ひとつありませんね。漫画本もきれいに並べられていたし、写真だけでも部屋がきれいなのがわかります。
高倉 そうですか? 週に1回しか掃除はしませんけどね。
──部屋が汚いといえば、川須先生。函館に滞在中ですが。
高倉 そういえば、Tシャツをお互いに貸し借りしていて、函館に行く前に「俺のTシャツ返せ!」って言ったら、「部屋が汚すぎて、どこにあるのかもうわからない」って(笑)。
──函館で着てますよ、きっと。
高倉 そうかもしれません(苦笑)。
【次回のキシュトーーク! は?】
高倉騎手の密着レポート第3弾。木曜日の午後の仕事は、出馬確定表をJRAの事務所へ取りにいくところから始まります。その後、再び崎山厩舎へ。第3弾では、厩舎スタッフの方々にもご協力いただき、厩舎にあるさまざまな馬具を特別に大公開!