先週の土曜日、松田博厩舎に新顔の2歳ちゃんがやってまいりました！サンタエヴィータという名の栗毛の牝馬です。

　日曜から馬場で乗り始めたところ、左前の球節に小さな傷を発見。どこかでぶつけたようなのですが、問題ナシ！ということで調教に参加しています。

「はじめてみた時はすごく貧弱な体をしていてね。420キロくらいしかなかった。調教をはじめたばかりのころで、ストレスも溜まっていたんじゃないか？でも、薬などで治療をしたらスッとよくなって。アッという間に30キロちかく馬体重を増やしたんだ。もう大丈夫。そのあとも順調に体が増えて、いまは470キロあるよ。」と松田博師。

　すごくおっとりしたかんじの可愛らしい印象の女の子。すごく大人しくておっとりしているのは、僚馬のハープスターとの共通点ですね。

「ほんと、ハープスターと同じくらい大人しいんだ」と松田博師も彼女の様子ににっこり笑顔。体つきも筋肉が結構しっかりついていて、妙に行きたがるところも見せないのでこの厩舎らしく、芝の中距離でのレースが見込まれます。

　牝馬が走ることで定評のある松田博厩舎。今年はさらにブエナビスタの妹にあたるサングレアル、レーヴディソールの妹にあたるレーヴデトワールも入厩します。ちなみに今日、レーヴデトワールは予定どおり函館に入厩しています。近々、栗東にやってきますよ。今年の阪神JFはいったい何頭の松田博厩舎の牝馬が出走するんでしょうね。今からワクワクしちゃいます。

　新潟2歳Sを目指すハープスター。ホント変わらず大人しいですね。一度でもレースを使うとテンションが高くなる馬や、ハードな追い切りをこなすと勝ち気な気性が前面に出る馬は本当に多いもの。むしろ、そのほうが普通、というくらいの感覚なのですが。ハープスターに関しては、松田博師が今もなお、「一度も暴れたところみたことがない」というほどのおっとりさん。

　今週の追い切りは概報のとおり今の時期の2歳馬にしてはかなり動きました。それでも道中は楽に追走していたし「余裕もあった。まだ伸びしろはあるだろう」と松田博師もまだまだ奥の深さを感じているようです。今週の日曜は、期待をするな、というのが無理な注文でしょう。

　来週の北九州短距離Sを目指すシゲルスダチくん。今朝はしっかり坂路で追い切りをかけられました。時計は53.1-38.3-25.0-12.4。木曜日とはいえ、この時計はこの日の坂路では8番目に速いタイム。終いもしっかりしていますし、乗っていた山本助手も「いい動き」と話しています。

　担当の塩満助手も「追い切ったことでいいガス抜きができた。食欲はまったく落ちるところがないし、とても順調」とスダチの体調はすこぶるいいようです。

「いいガス抜きになる」とは本当にそうで、走り足りないときのスダチは落ち着きがなくパッと見「不機嫌！？」と思わせるようなそぶりを見せるのですが。今朝のスダチは満足そうにとても落ち着いていて。見ていて、ホッとさせられました。

　ハンデ、いったい何キロになるんでしょうね。うーん、来週早々に発表になるはずの数字が気になってしかたありません。