先々週に引き続き、先週の函館芝も反主流馬場。キーンランドCの走破タイムも1分11秒7と通常の1200m重賞よりも4秒近く遅い走破タイムでの決着となりました。
反主流馬場になれば、馬券になる血統も、主流とはズレた特殊な傾向を示します。先週、先々週とディープインパクト産駒は10頭出走して未勝利。ダイワメジャー産駒も10頭出走して未勝利。リーディング上位のサンデー種牡馬がまったく勝てない超特殊な傾向です。
近2週で最も勝ち星を上げているのはタイキシャトルが3勝。続いてロージズインメイが2勝。サンデーを経由しないヘイロー系種牡馬が勝ち星ランキング1、2位を独占。先週の日曜函館芝も出走した父ヘイロー系は3頭すべてが馬券になり、7レース、10レースでは、いずれも1頭しか出走していなかったヘイロー系が連勝。
この状況は前日から予想出来ていたことなので、ホームページで公開している勝負レースでも7レースでは、たった1頭ヘイロー系、ビップイシマツを本命に推奨。単勝15倍の好配当で勝利しました。
サンデー系の中では、ディープインパクトやダイワメジャーよりもダート適性に優れるネオユニヴァース産駒が2勝、4連対。単勝回収率730%、複勝回収率252%。
重い芝で行われることが多い弥生賞も、ネオユニヴァース産駒が複数馬券になり、ロージズインメイ産駒も人気薄で勝利しているように、ネオユニヴァース産駒はサンデーを経由しないヘイロー系が走りやすい馬場を得意とする種牡馬。今後もヘイロー系種牡馬とネオユニヴァースは一緒に走るパターンは多々、出現することでしょう。
また、先週の函館芝も逃げ馬が活躍しましたが、先週同様、追走する馬はオーバーペースでバテるケースも多いので、前走上がり最速馬が走りやすい傾向の馬場も示します。
先週のコラムでは前走上がり最速に注目と書きましたが、先週の函館芝も前走上がり最速馬は4勝。勝率33%。複勝率58%。単勝回収率219%。複勝回収率177%。好成績を収めました。
今週末の函館芝も父ヘイロー系。
サンデー系の中ではネオユニヴァースのようにダート適性の高いタイプ。通常の芝ではキレ負けするような馬力型(基本的にはリーディング下位のサンデー系)。
それから、前走上がり最速馬と、内寄りの枠の馬。
先週に引き続き、超特殊馬場を楽しみたいものです。
なお、札幌2歳S出走予定では、父ヘイロー系出走はなし。ネオユニヴァース産駒はピオネロ、ロードフォワード。
ステイゴールド産駒はレッドリヴェールです。