8月3日の小倉4レースで、ひっそりとある記録が達成されたのをご存じだろうか? ゴーズオンが勝ったことで、松元茂樹調教師が障害通算50勝を達成したのだ。
「昔は100勝を目標にしていたんだけど、もうそこまでは無理やろね。でも、50勝でもなかなかしている人はいないんじゃない」とトレーナー。
確かに、過去20年で障害50勝は抜けたトップ(2位は岩元調教師の41勝)。通算で見ても50勝は上位に入る記録だ。
かつては京都大障害・秋勝ち馬アワパラゴン、ユウフヨウホウ、ギルデッドエージで中山大障害連覇など障害王国として君臨していた同厩舎。主戦の金折が現役を引退してから障害入りする馬もめっきり減っていたが、最近は再びジャンプレースで活躍しだしている。「平地で走る馬がいないんだからしゃあない」と自虐的に笑う松元師だが、今週は久々に平地重賞ゲットの大チャンスが訪れた。京成杯AHに出走するワイズリーだ。
前走の関屋記念は直線勝ち負けの勢いで伸びかけて5着。これだけでも十分見せ場はあったが、何とこの時、右前脚を除いて落鉄していたそうだ。「1個だけでも影響があるのに3個だからね。たぶん直線で落ちたんだと思うけど、あれでよく5着に頑張ったよ」
蹄鉄をつけた馬とそうでない馬…。陸上で履くシューズがスパイクとスニーカーぐらいの違いがあると言われるが、それが3本の脚ともなれば果たしてどれだけ競走能力に影響があったのか…。
ワイズリーが勝ってフラガラッハが圏外に飛ぶようだとサマーマイルシリーズの王座まで見えてくる。障害50勝の次は平地重賞で松元厩舎の存在感を見せつけてほしい。
(栗東の坂路野郎・高岡功)
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