スマートフォン版へ

美浦のご意見番が自画自賛する「毛ヅヤピカピカの一頭」/トレセン発秘話

  • 2013年09月12日(木) 18時00分
 今年になって気付いたことだが、競馬週刊誌に掲載されるレインボーダリアの立ち写真にはいつも感心させられる。普通なら引き手綱によって欄外にいるはずの厩務員とつながれているものなのに、同馬に限っては1頭で突っ立っているだけ。元来が落ち着いた性格なのかもしれないが、厩舎の見事なしつけぶり。これだけ人間とのコンタクトがしっかりできているのだからGIも勝てるのだろう。

 セリのカタログや一口クラブのパンフレットは当然として、冒頭のような雑誌に掲載される写真も購買意欲を促すような美しい立ち姿が望ましい。

「撮る側も撮られる側も良く見せようという意識が大事だよな。引き手綱や頭絡などの馬具が同系色のほうが奇麗だし、馬の格好もさることながら背景にも気を配らなければならない」とは美浦のご意見番、K調教師だ。

「ちょいとローズSを見せてくれ。ああ、須貝厩舎はいい感じだな。背景に奥行きがあるし、芝生の緑も馬の美しさを際立たせている。良く写っているよ、コレクターアイテムは。ローブティサージュも悪くないけどね」

 自身の管理馬が出ているセントライト記念には目もくれず、関係のないレースの写真ばかりを眺め続ける。これは自信の裏返しか、それとも白旗宣言か?

「ウチの馬は奇麗に撮ってもらっているな。馬体がキリッと引き締まっているし、毛ヅヤもピカピカ。これならトラにでもデキの良さが分かるだろ」

 はい、分かります。ちゃんとヒラボクディープには重い印を付けておきます。
(美浦の馬券野郎・虎石晃)

今日の東京スポーツ一面

今日の東京スポーツ一面

東京スポーツ 今日の紙面
【セントライト記念】ヒラボクディープ 蛯名「まだ七〜八分」も鋭伸12.5秒
【セントライト記念】ケイアイチョウサン 力感あふれるフットワーク
【セントライト記念】アドマイヤスピカ 1馬身遅れも「心配なし」
【ローズS】コレクターアイテム「最後まで集中できれば」
【ローズS】メイショウマンボ「秋初戦から結果を出してほしい」

ブランケット版による大型紙面が大迫力となって読者の目を射る。夕刊時間帯による海外ゴルフ等の速報。未来の情報エリアをリードする総合スポーツ・レジャー紙は東京スポーツ、大阪スポーツ、中京スポーツ、九州スポーツの日本列島縦断の4社体制。特に東京、大阪、中京の3紙は、同時印刷を行っている。メイン紙面は東京制作であるが各紙各々地域に密着した紙面も制作している。九州のみ朝刊として発行、独特な紙面づくりを行っている。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。

関連サイト:競馬トウスポWeb

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング