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幕引きの美学 オルフェーヴルのために(1)

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  • 2013年12月17日(火) 00時25分
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今年もまた残すところわずかになり、有馬記念を迎えつつあるが、本年活躍した馬たち、来年以降さらなる活躍が期待される馬たち、ジェンティルドンナもフェノーメノもエピファネイアもメイショウマンボも回避した。それにキズナまでが(オルフェーヴルに再度敗れることを潔しとしなかったのかどうかはわからないが)。オルフェーヴルの引退レースなのに少し寂しい有馬記念になってしまった。もっともオルフェーヴルが去っていく寂しさはあるが、スター中のスターだから彼が出てくるだけで、G1ホース3頭分くらいの集客力があるだろうし、その引退レースともなれば、いやがうえにも盛り上がりを見せるに違いない。そのくらい彼には大勢のファンがいる。それにゴールドシップだってエイシンフラッシュだって出て来るんだ。そんなに寂しくはないじゃないか、という意見も一方ではあるだろう。実は、ぼくはかなり前から彼は凱旋門賞のあとすぐ引退して、有馬記念に出る必要などないと思うようになっていた。が、ここまで有力馬が回避すると、オルフェーヴルが出なかったら、今年の有馬記念はほんとうに殺風景なものになってしまっただろうし、JRAの売り上げも2割は落ち込むかもしれない。だから今となってはこの出走は、ファンのためにも、競馬界のためにもよかったと思い直している。さらには宝塚記念回避(ぼくはあの回避は今でも凱旋門賞のための陣営の作戦の一つだったと思っているが)の埋め合わせの意味もあろうから、その意味では大いに結構なことだった。

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