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先週は◎コパノリチャードが大激走! 荒れるハンデ戦の注目馬は!?

  • 2013年10月31日(木) 18時00分
担当編集者(以下、編) 石橋さん、菊花賞に続いて天皇賞(秋)も結果堅く収まるという……。

石橋 武(以下、石) まあ、穴党からすると厳しい結果になりますなあ。本命党のみなさん、おめでとうございます。

 とは言いつつ、土曜日のスワンSでは本命に推した◎コパノリチャードが8番人気ながら1着に激走。単勝20倍以上をあっさりと仕留めるあたりは、さすがですよね。

 ブログ(http://keibat.blog.fc2.com/)で見解を出していたというのもあって、獲れたという方も多かったみたいだね。

 そりゃそうですよ。見解で注目馬として名前を挙げた2頭のうち、1頭が勝っちゃうんだもの(笑)。勝負予想でもさっき言ったように本命でしたしね。でも、あれじゃないですか?

 なに?

 僕のお手柄ですよね。

 なにが?

 いや、だって先週のこの対談で僕がスワンSの見解を教えてって言わなかたら、ブログでは公開していなかったですよね。

 まあ、それはねぇ。

 じゃあ、完全に僕のお手柄じゃないですか。

 いや、見解を公開しなかったとしても、普通に勝負レースには選んでたし(笑)。ただ、あれを参考に馬券を獲った方にとっては、たしかにキミの無責任な発言のおかげと思ってくれているかもね。いや、そんなことないか(笑)。

 あ、やっぱり(笑)。

 でも、それでちょっと思うところもあって、今週はちょっと厳しいんだけど、来週からはああいう企画を定期的にやろうかなとも考えているんだ。

 マジっすか!?

 マジっす(笑)。もちろんこの対談がメインではあるんだけど、ブログ(http://keibat.blog.fc2.com/)でもその他のレースについて注目馬を挙げようかなと。G1シーズンだし、やっぱり競馬が盛り上がってほしいじゃない。

 おお、素晴らしい。微力ながら頑張って下さい。

 けんか売ってる(笑)?

 冗談です。これをご覧の皆さんにも毎週ブログのほうを覗きにきていただけるといいですね。

 そうだね。遅くとも金曜日の夕方までには更新するようにしますので。

 わかりました。ホントに期待していますので、よろしくお願いします。でも時間とか大丈夫ですか? 12月に発売予定の単行本もあるじゃないですか。

 対談に関しては喋るだけだからね。

 で、原稿のほうは?

 え〜、じゃあそろそろ今週のレース見解に移ろうか。

 石橋さん、原……

 え、え〜と、今週はアルゼンチン共和国杯だね。はい、さっさと用意して下さい。

 ……。なんか危険な香りがしますが、とりあえず見解を先に進めましょう。石橋さんの注目穴馬を教えて下さい。というか、その前にこのレースってハンデ戦なんですけど、意外と軽量馬が馬券に絡むのって少なくないですか?

 いや、来ることは来るんだけど、3着あたりにしれっと紛れ込んだりはするくらいかな。たしかに勝ち切るイメージがないから印象が薄いのかもね。あとは重ハンデ馬の活躍が多いというのもあるかもしれない。

 ああ、たしかに。

 でも当然っちゃあ当然の話なんだけど、こういう軽量馬が馬券に絡むときは大抵人気薄だから、注意はしておかないと。

 そうか(人気がない=)実績がないから軽ハンデになるんですもんね。

 そういうこと。そのあたりも含めて、どういう馬に注目すればいいのかチェックしていこう。

 はい、お願いします。

 じゃあ、まずはホッコーブレーヴ。

 前走で1600万下を勝ち上がっての参戦ですよね。

 うん、これが穴をあける馬のひとつのパターンでもあるんだ。前走で東京コースの条件戦を勝ってきた馬というのがね。

 ああ、たしかに去年6番人気3着に好走したマイネルマークがそのパターンですよね。

 穴ではなかったけど、2着のムスカテールもそうだったよね。遡ると3年前のコスモヘレノス(9番人気3着)とかもそうだったし。

 去年のムスカテールはそれで55キロを背負わされたんですけど、ホッコーブレーヴは54キロ。そのあたりもお得ですよね。

 まあ、それは相手関係にもよるのでね。もちろん軽いに越したことはないんだけど。今回は叩き2走目の上積みも期待できるし、東京コース実績も十分。期待の1頭だね。

 なるほど。

 続いてスーサングレートもチェックしておこう。

 あ、この馬もそのパターンですね。前走で東京の条件戦を勝ち上がってきたという。

 その通り。前走が1000万下だったので、ハンデも52キロ。去年のマイネルマークもそうだったけど、1000万勝ち上がりでも勝負になるのが、このレース。軽ハンデの逃げ馬というベタなオススメになるから、ちょっと恥ずかしいんだけど(笑)。

 そういう馬が来るからこそベタになるんでしょうけど(笑)。あとはどの馬に注目しましょうか?

 じゃあ、ハンデの重い馬からも1頭挙げておこうかな。

 となると?

 デスペラード。重いっていっても56キロだけど。以前に重賞で勝ち負けしつつ、近走の成績が悪い馬の巻き返しもひとつの穴パターンなんだよね。

 へ〜。

 4年前のミヤビランベリ(11番人気1着)とか、6年前のトウカイトリック(10番人気2着)なんかが該当するね。

 ああ、たしかに。ハンデも軽くないのに巻き返してくるんですね。

 そう。それで人気の盲点になっているところもあるんだけどね。ただ……

 ただ?

 うん、ただそれよりもトウカイトリックが今年も登録していることに、改めて驚くね(笑)。

 そっちかい(笑)。まとめると前走で東京の条件戦を勝ち上がってきた軽ハンデ馬と、実績を持ちつつも近走の成績がイマイチな馬ということですね。

 よ、まとめ上手!

 はい、単行本の原稿もまとめておきたいので早く渡して下さい。

 あ、え〜と、そうね。

 まさかまだ何も書いてない?

 そんなバカなことを……、あ、もうこんな時間か。じゃあ、また来週ね。

 ……マジで危ないな。

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1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

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