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そろそろ荒れそうな気配がするエリザベス女王杯の穴馬とは!?

  • 2013年11月07日(木) 18時00分
担当編集者(以下、編) 石橋さん、今週のエリザベス女王杯から暮れの有馬記念まで7週連続のG1となりますが、抱負を一言お願いします。

石橋 武(以下、石) なんだよ、それ(笑)。

 いや、この対談で秋華賞のリラコサージュ(15人気3着)を推奨して以来、菊花賞、天皇賞(秋)と堅いところが続いちゃったじゃないですか。だから、読者の方もそろそろあきれているんじゃないかと思って(笑)。

 あきれているとか、お前が言うな(笑)。そもそも堅く収まっちゃったのも僕のせいじゃないし。ただ、今週、来週あたりにひと山ありそうな気はしているんだよね。

 エリザベス女王杯とマイルCS。

 うん。なんというか雰囲気みたいなものなんだけど、そろそろドカンと荒れそうな気配がね。そこをきっちりと仕留めれば読者の皆様にもご満足いただけるかと。

 ということは、今週のエリザベス女王杯ですでに狙っている穴馬もいると?

 最終評価は週末になるけど、目をつけている馬は何頭かいるよ。

 じゃあ、その馬を教えて下さい!

 はいはい。じゃあ、まずはセキショウ。逃げ馬だけに展開に左右されるというか、激走か惨敗かみたいなレースが多いんだけど、前走の秋華賞は8着とはいえ、勝ち馬とはわずか2馬身差。上位6頭までがふた桁番手でレースを進めていたような、あのハイペースを最後まで逃げ粘ったのは評価できるよ。

 たしかに秋華賞は後方待機組のレースになりましたよね。

 アグネスワルツの回避もこの馬にとっては大きい。デニムアンドルビーとかメイショウマンボとか3歳の人気どころを含め、後方からレースを進める有力馬が多いだけに、両極端の脚質を持つ同馬は展開的にも面白いよ。

 なるほど。

 続いてオールザットジャズにも注目しておこう。

 去年のこのレースは5着でしたよね。そこからどこまで上げてこられるかですけど……。

 別に上げてくる必要はないよ。

 は?

 いや、能力、適性はすでに足りてるということ。去年はたしかに5着だったんだけど、4コーナー手前からエリンコートに来られて、早めにしかけざるを得なかったからね。結果的に極端に早仕掛けになっちゃったよね。

 ああ、そうでしたね。

 ちょっとでも展開が向いてくれたら、というかエリンコートさえこなければ、もっと上の着順にきていただろうことは誰がみても明らかなんじゃないかな。

 となると、普通に回ってきたら十分に勝負になりますよね、今年は。

 そうだね。去年先着を許した馬たちに展開利があったと思うし、今回は五分に渡り合えると思うよ。あとは3歳馬との兼ね合いだね。そのあたりは週末までじっくり精査したいと思ってるんだけど。

 わかりました。じゃあ、あと1頭ほど現時点での注目馬をお願いします。

 じゃあ、アロマティコを挙げておこう。

 前走がちょっと期待はずれというか……

 まあ、展開がまったく向かなかったからね。ただ、秋華賞3着というG1実績もあるし、3走前のマーメイドS、2走前の佐渡Sと、さらに力をつけてきているよね。

 そうですね。特に2走前の楽勝ぶりは圧巻でした。

 でしょ? 前走の負けで人気を落とすなら、むしろ好都合。巻き返しが期待できるよ。

 いいですね、この3頭の見解を聞いただけでも、希望が出ててきました(笑)。

 希望って、大げさか(笑)。でも冒頭でも言ったように、一波乱あってもおかしくないムードはあるし、そろそろ配当的にも期待したいよね。

 ええ、思いっきり期待しています。来週のこの対談でいい報告ができるといいですね。

 ホントだよね。まあ、週末を楽しみに待ちますか。

 はい。石橋さん、どうもありがとうございました。

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1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

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