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大知の“第六感”がビンビン働いているプレイアンドリアル/トレセン発秘話

  • 2013年11月14日(木) 18時00分
 重賞の直前情報として本紙確定面で掲載している「決戦24時間前」。やや手前みそになるが、その取材で得る陣営の感触は時に驚くほど馬券に直結する。先週の京王杯2歳Sは、まさにドンピシャだった。

「他の新聞には“連闘するからには勝ち負けを”と載ってましたが、正確には“連闘するからには勝つつもり”です。紙面で訂正してくださいね。連闘の疲れどころか体に張りが出て上積み十分ですから」とレース前日の金曜朝、自信たっぷりに語ったのは優勝馬カラダレジェンドの尾形和調教師。しびれるような談話を耳にしながらも、予想(▲)はすでに出稿済み。「なぜ◎を打たなかったか」と取材中に歯ぎしりしたほどだ。

 データの少ない2歳戦において、レース、調教で表れる時計は希少な予想ファクター。とはいえ往々にしてその数字が裏切られるのが、キャリアの浅い若駒の戦いという皮肉も共存している。ホースマンの“第六感”に素直に従う。こんな単純な予想法も2歳戦に限れば十分アリかもしれない。

 さて土曜の東京メーンは、我が社杯・東京スポーツ杯2歳S。先週の教訓を生かすべく宴会野郎には、すでに心に決めた本命馬がいる。プレイアンドリアルがそのターゲットだ。

 馬主が岡田繁幸氏で所属は道営・田部和厩舎。そのバックボーンは04年のクラシック戦線を沸かせたコスモバルクと酷似するのみならず、秘める資質も相当との触れ込み。手綱を取る柴田大知を直撃した結果、馬券を買うなら妙味ある今回しかないとの思いに達した。

「門別の初陣(ダ1700メートル)は若さに任せて走ってましたが、背中自体は乗っていて気持ちいいほどのバネがある。間違いなく芝向きと感じてました。前走(盛岡芝1600メートル)はイメージ通りの結果でしたね。まだ逆手前で走るなど教えることも山ほどありますが、広い東京1800メートルなら競馬は楽なはず。マイネルホウオウ(今春のNHKマイルCの覇者)の2歳時にも思ったことですが、うまく成長すればすごい馬に化ける。それだけの感触はありますよ」

 GI馬を比較対象にする段階で、大知の“第六感”がビンビン働いている証拠だろう。当日のパドック、返し馬の気配次第では、購入額を大幅アップさせることも考えている。
(美浦の宴会野郎・山村隆司)

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2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。

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