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◆「中山芝2500mはステイゴールド」だが、おいしくないので…

「中山芝2500mはステイゴールド」このベタな格言で、昨年はステイゴールド産駒のオーシャンブルー、ゴールドシップを本命、対抗にして的中することができました。

　今年もステイゴールド産駒は、オルフェーヴル、ゴールドシップ、ナカヤマナイトの3頭が出走。ベタに行くなら、この3頭から馬券を組み立てれば良いのでしょうが、悩ましいのはいずれも「血統ビーム」が提唱する「血統馬券術」の基本からは、おいしくない馬なのです。

　昨年、オーシャンブルー、ゴールドシップを本命、対抗に推したのは、当コースが「初出走」だったから。ゴールドシップは有馬記念が古馬「初」対戦。オーシャンブルーはGI「初」挑戦でした。

　単行本「血統ビーム黄金ガイド」などでも書いているように、血統を「馬券で儲けるために」最大限活用するならば「初物づくし」の「未知の要素」が満載の馬を狙うのが「基本」です。

　なぜなら、「相手強化」や「初コース」での好走確率は、一般的な馬柱を何度見てもわかりません。けれども「血統」ならば明確な傾向が出るからです。

　つまり、血統がハマりそうなレースを「選ぶ」ことが血統ビームの基本ともいえるのです。(先日グリーンチャンネルで放送された「亀谷敬正の血統データラボ」(21日の17:30より再放送)で馬券購入を実演した際も、まるで当たったレースだけを放映されたように見えますが(笑)サイト「競馬放送局」で事前に公開した勝負レースを選んで購入していたことは、ユーザーの皆様ならご存知のことでしょう)

　ということで、ステイゴールドを活用して儲けたいなら有馬記念はケン。今年の中山芝2500mにおけるステイゴールドのハイライトは、12月1日の12レース(たった2頭のステイゴールド産が1、2着で馬連200倍)でした。で、終わるわけにも行かないですよね。

　今年の有馬記念。「血統ビーム」のフォームから狙ってみたいのは、デスペラード、カレンミロティックです。

　デスペラードは父がネオユニヴァース。母父トニービン。
　ネオユニヴァース産駒は同じ中山で行われるGI皐月賞で産駒が連覇を達成したこともある中山巧者。有馬記念も同種牡馬の産駒ヴィクトワールピサが優勝しています。

　母父トニービンも当レースの穴血統。08年の有馬記念を14人気の人気薄ながら2着に突っ込んできたアドマイヤモナーク、ディープインパクトに国内唯一の黒星をつけたハーツクライはいずれも母父トニービンでした。
　デスペラードは今回の有馬記念が「初」の中山芝GI。中山芝2500mは「初」出走。父、母父から、自己ベストの走りをここで見せる可能性も高いです。

　カレンミロティックは、先に話題に出たハーツクライ産駒。単行本「血統ビーム黄金ガイド」に書いたように、ハーツクライは自身も産駒もチャレンジャーの立場でこそ最大の能力を発揮する馬。

　また、ハーツクライ産駒は、中山芝2500mでは複勝率、勝ち星ともにディープインパクトを上回るように中山芝2500m巧者を多数出す種牡馬。
　初コース、初GIで今まで隠していた才能をさらに引き出せるシチュエーションは揃いました。

　もっとも、競馬は、必ずしも馬券的に魅力ある馬だけが上位を独占するわけではありません。いや、ボクの選んだ馬は、ほとんどが馬券にならないように、たいていのレースは(ボクにとって)魅力のない馬が馬券になります。

　ステイゴールド産駒が当コースに向いているのは間違いないのですから、今年も産駒が上位を占める可能性は高いでしょう。

現段階(木曜執筆)での印のイメージは
◎デスペラードかカレンミロティック
○オルフェーヴル
▲デスペラードかカレンミロティック
△ナカヤマナイトとかアドマイヤラクティあと、キングマンボ系を少々。

トニービンとステイゴールド固めです。最終決断は「亀谷ホームページ」にて。

追伸
マンデラ馬券は、クリスマスローズSのヨハネスブルグ産駒で。
最後も宣伝ですが単行本「重賞ビーム2014」が2013年12月21日に発売されます。

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■お知らせ■
次回の更新は1/5(日)を予定しておりましたが、都合により10日(金)とさせていただきます。大変申し訳ありませんが、ご容赦いただきますよう、お願い申し上げます。