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フェアリーSは大荒れの予感! いつもより多めに挙げております〜。

  • 2014年01月09日(木) 18時00分


◆挙げた穴馬4頭が抽選突破!

担当編集者(以下、編) 石橋さん、中山金杯はこの対談で真っ先に推奨していただいたカルドブレッサが8番人気ながら2着に好走と、2014年もいいスタートが切れたんじゃないでしょうか。

石橋 武(以下、石) そうだね。欲を言えばちゃんと勝ち切ってほしかったけど、勝ち馬はずっとインを回るロスのない競馬だったからね。

編 ええ。道中はカルドブレッサも勝ったオーシャンブルーと同じところにいたんですけど。

石 結果的にカルドブレッサは4コーナーから外々を回らされて……。最後もよく伸びてきているけど、ほんのちょっと届かなかった。ん〜まあ、しょうがない。

編 コース取りの差で負けたとはいえ、8番人気で2着ですからね。年明け早々、石橋さんの予想には驚かされました。

石 ちょっとは正月から働いた甲斐があったかな(笑)。

編 ちょっとどころじゃないでしょう。けっこう大きな反響をいただいているみたいで。

石 一週間競馬がお休みだったから読者の皆さんも競馬の情報に飢えていたのかな(笑)。なんにせよありがたいことです。

編 そうですね。で、2014年の競馬がようやく始まったと思ったら今週はいきなり3日間開催という(笑)。

石 日、月の競馬が無事に終わったかと思ったら、また土、日、月が競馬だからね。JRAもなかなかハードなことをやってくれるなと(笑)。

編 やっぱりスポーツマスターでは3日とも勝負予想を配信するんですか?

石 もちろん。競馬がある限り働き続けます(笑)。なんとか皆さんにいい思いをしてもらいたいからね。

編 そりゃたしかにハードだわ。僕は頑張って下さいとしかいいようがないですけど(笑)。

石 ま、楽しく予想して結果を出しますので、ご期待を。

編 そうですね。ということで今週のお話を伺いたいんですけど、シンザン記念は……

石 ちょっと待った。今週はさ、フェアリーSにしない?

編 もちろんいいですけど、なにかあるんですか?

石 いや、さっき登録馬を見てたんだけど、シンザン記念よりもフェアリーSのほうが荒れそうだなと思って。

編 ああ、そういうことですか。それだったら大歓迎です。むしろぜひフェアリーSでお願いします(笑)。でもたしかにここ5年の結果を見ると、毎年のようにふたケタ人気馬が馬券に絡んでいるんですよね。

石 そうなんだよ。11年以外は全部ふたケタ人気が馬券圏内に入ってきているんだ。その11年も7番人気の伏兵馬が2着に好走しているしね。

編 ですね。なんかそのふたケタ人気馬に共通する要素ってあるんですか?

石 ない(笑)。いや、共通点はいくらでも探せるけど、その共通点があるからこそ人気薄で走ったというわけではないという意味で。

編 ああ、なるほど。それが理由ではないということですね。

石 ただ、マイル以上で勝利実績があるということ、そして前走で4角5番手以内というのはヒントになるかな。

編 たしかに09年のグッデーコパ以外は前走で先行していますよね。

石 そのグッデーコパは、前走が一気の距離延長(1400m→2000m)で慎重になったところもあっただろうからね。

編 ああ、たしかに。ではその点を加味しつつ現時点で注目する穴馬を挙げていただくとすると?

石 穴馬となるとやっぱり前走で大負けしているか未勝利勝ちになるよね。前走で500万下以上を好走していると基本的に人気になっちゃうだろうから。……あ。

編 どうしたんですか?

石 自分からフェアリーSにしておきながら今さら気づいたんだけど、このレースって抽選対象馬多くない?

編 ……多いですね。

石&編 ……

編 じゃあ、抽選を通りそうな馬を選んでいただいて……

石 そんなのわかるかっ!

編 ですよね(笑)。まあ、しょうがない。いつも通りに穴馬を挙げていただいて、あとは抽選突破を祈ることにしましょう。

石 そうするか。じゃあ、いつもよりちょっと多めに穴馬を挙げておくよ。

編 いいですね。お願いします! じゃあ、まずはどの馬からいきましょうか?

石 そうだな、シーロアが良さそうだね。

編 前走は休み明けで中山芝1800mの未勝利戦勝ち。マイル以上で勝って、4コーナー2番手ですから条件はクリアですね。

石 うん、中山で勝ったというのもいいよね。クセのあるコースだけに。

編 たしかに。前走はプラス24キロと大幅に馬体重を増やしていただけに、ひと叩きされた効果も大きそうですよね。期待しちゃうな〜、これは。ぜひ抽選をクリアしていただきたい(笑)。

石 続いてはホットランナー。

編 前走が今回と同じ中山マイルの新馬戦勝ち。出遅れて後ろからの競馬でしたけど、まくっていって4角は2番手という競馬でした。

石 超スローだったとはいえ、新馬戦からまくりの競馬を見せるとはなかなかだよ。それでいてメンバー中最速の上がりをマークしているし、まだ余力を残している感じだったよね。

編 そうでしたね。この馬もぜひ抽選をクリアしていただきたい。

石 あとは前走で阪神マイルを先行して初勝利を挙げたリラヴァティ。そして同じく前走未勝利勝ち(東京芝1800m)のアンジュデュバンかな。

編 さすがに穴馬が4頭も挙がるとテンションが上がってきますね〜。どの馬もぜひ抽選をクリアしていただきたい。

石 そればっかりか! でもこれ全部抽選クリアできなかったら……

編 新年早々そんなこと考えちゃダメです(笑)。むしろ全馬とも抽選クリアしたときに1頭は馬券圏内から外れちゃうということのほうがもったいないというかなんというか。あ、でも3着同着の可能性もあるのか。

石 ホント前向きさだけは一級品だな(笑)。

編 いずれにせよ、どの馬もぜひ抽選をクリアしていただきたい。

石 もうわかったって。

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1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

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