蛯名騎手は今年も磁力を持っているか? 今週もディープ産は特待生か?
特待生として扱ったディープインパクト産のミッキーアイルが1着した。
まだ重賞は4レースしか行われていないけれど、ディープインパクト産は出走重賞3レース、すべてで馬券に絡んだことになる。
中山金杯
ディサイファ 1人気3着
サクラアルディード 4人気9着
京都金杯
エキストラエンド 6人気1着
オースミナイン 1人気2着
トーセンレーヴ 4人気8着
シンザン記念
ミッキーアイル 1人気1着
6頭出走して、2-1-1-2。
先週も書いたけれど、やっぱり今年もディープインパクト産を無視しては馬券は取りきれない。
今週の重賞は日経新春杯と京成杯。どちらにもディープインパクト産が有力馬として出走する。
日経新春杯
サトノノブレス55 ルメール 予想1人気(水曜夕方。以下略)
ラウンドワールド55 岩田 予想4人気
同じ4歳でハンデも互角。ハンデキャッパー的には、現状2頭には甲乙つけられないということか。
G2神戸新聞杯3着、G1菊花賞2着で収得賞金3150万円のサトノノブレス。
G3札幌2歳2着で収得賞金2850万円のラウンドワールド。
収得賞金はほぼ互角でも重賞実績的にはサトノノブレスに分があるように思える。けれどサトノノブレス、ラウンドワールド両方の主戦だった岩田騎手はラウンドワールドに騎乗する。仮に騎乗馬選択が岩田騎手に委ねられていたとしたら、そこには何らかの理由があったことになる。強さか、将来性か、お付き合いか? 本当のところはわからないけれど、馬券購入者にとっては強さで選んだと思い込みたいところ。菊花賞2着のサトノノブレスよりも朝日CC10着のラウンドワールドの方が強いから騎乗すると。
とはいえ、サトノノブレスに騎乗するのは天下の外国人騎手のルメール。池江厩舎だし、それなりの自信があるからルメールに依頼したと考えたくもなる。金杯でもベリーに依頼してオーシャンブルーを1着させたばかりだし。
父のみならず母父トニービンまでもいっしょで、同じ世代、同じハンデで同じ父&母父の馬を、デキ以外で検討するとなるともはや騎手の腕しかない。実際、予想人気でも今のところ1人気サトノノブレス、4人気ラウンドワールドだ。昨秋の実績評価かルメールの腕を評価か、その両方か?
単純に岩田が選んだラウンドワールドの勝ち! としたいけれど、どうなんだろう……っていうか岩田騎手には本当に選択権があったのだろうか? あーそこんとこが知りたい!
ところで、最近の日経新春杯には1月にやってくる新規外国人騎手が招聘もとの社台系の人気馬に騎乗して、1着か2着するイメージが出来上がりつつあった(あくまでもイメージの途中)。
11年 ルーラーシップ 2人気1着 リスポリ(初短期免許収得)
13年 ムスカテール 1人気2着 ビュイック(初短期免許収得)
「日経新春杯は初来日系の外国人騎手のためのおもてなしレース?」
今年の初短期免許収得ジョッキーはギュイヨンだから、ギュイヨンの騎乗する人気馬を狙えばばっちりだ! そう思っていた。
しかしギュイヨンはいない。いるのはベテラン外国人ルメールのみ。
どこいった!ギュイヨン!
中山にいた!ギュイヨン!
京成杯でディープインパクト産のラングレーに騎乗。
ギュイヨンの身元引受調教師の矢作厩舎の馬だから、当然っちゃー当然。
ちなみにギュイヨンの身元引受馬主は吉田正志氏。社台系だけれども、追分F、G1レーシング系の吉田氏だ。G1レーシングといえば、ラウンドワールド……!! あ~知りたい。身元引受厩舎と身元引受馬主の関係ってどんななんだろう? 岩田騎手には選択権があったのだろうか?
それはさておき。
京成杯のディープインパクト産だ。
ラングレー ギュイヨン サンデーR ノーザンF 予想2人気
アデイインザライフ 横山典 個人馬主 白老F 予想6人気
こちらにも2頭のディープインパクト産がいて、なかなかに興味深い。
そもそも矢作厩舎が京成杯にラングレーを使うと知って、ビックリした。ラングレーは2戦目に東スポ杯に出走してきたから、てっきり矢作厩舎がディープブリランテで作ったダービーのビジネスモデルを踏襲すると思っていた。
ディープブリランテのビジネスモデル
新馬(1着)→東スポ杯(1着)→共同通信杯(2着)→スプリングC(2着)→皐月賞(3着)→ダービー(1着)
ラングレーの誤算は東スポ杯を4着に敗れたことか? だとしても中山の重賞ではなく、共同通信杯に出走だと思っていた。なんせ中山2000は同じディープインパクト×ストームキャットのキズナでも5着に負けたレースだからだ。
ダービーを狙おうかという馬で、賞金の足りない馬をこの時期の重賞に出走させる最大の理由は賞金加算しか考えられない。つまり本気の出走のはず。ふつうに考えたら、G2の弥生賞よりもG3の京成杯の方が同じ中山2000でも相手は楽なはずだけれども、はたして今回の京成杯は楽なんだろうか? ちなみにラングレーの募集価格は8000万円で、お値段は他の会員馬と比べても抜けている(2位はディアデルレイの5000万、3位はキングズオブザサンの4000万。ちなみにプレイアンドリアルは700万円だ。ガンバレー!)。
ラングレーがギュイヨンへのおもてなしホースだとしたら、ここは楽勝のはずだけれども、中山2000のディープインパクト産はやっぱり控えめに接近遭遇したくもなる。つまりディサイファの中山金杯と同じ3着狙い。しかし予想どおりに2番人気のままならば、むしろ1着を狙ったほうがいいと過去歴からはわかる。
以下は京成杯の1番人気・2番人気の取扱説明書。
■基本的には1番人気か2番人気を大事にするレース。
→1番人気か2番人気、どちらかがこの11年中10回連対。例外は雪で一週延びた13年のみ(1人気10着、2人気5着)。
ただし1番人気、2番人気での決着はこの11年で1回のみ。
「1番人気!!!」ならば「2番人気???」
「2番人気!!!」ならば「1番人気???」
2連レベルでは、どちらかを大切にし、どちらかをないがしろにすることが馬券効率をあげそう。
1番人気成績(4-2-2-3)
2番人気成績(4-1-1-5)
安定の1番人気、勝ちか着外の2番人気。
予想1人気・エアアンセム
予想2人気・ラングレー
予想3人気・プレイアンドリアル
予想4人気・キングズオブザサン
ラングレーは2人気のままならば、1着が面白いとなる。
しかし中山2000のディープ産はイメージでは人気だと3着。
中山2000のディープ産の重賞実績は2-1-3-17。
実績でも3着が1番多い。ちなみに2勝しかしてないけれど、単勝回収率は105%。
京成杯のベストディール4.5倍、弥生賞のカミノタサハラ19.8倍。この2頭でプラスに持って行った。
というわけで、京成杯のラングレーは1、2番人気ならばディープインパクト特待生として扱うざるをえない。1着か3着の特待生。
ちなみにもう1頭のディープ産のアデイインザライフは1戦1勝馬で、京成杯はそういう馬にやさしくないと見て、ここでは善戦までと判定してみた。
条件付きだけど特待生が生まれたならば、あとはそれ以外の馬から馬を抽出すればいい。
今年の京成杯は2頭の1着・4着・1着ホースに魅かれる。
蛯名騎乗のピオネロ 新馬1着・札幌2歳4着・百日草1着
大野騎乗のキングズオブザサン 新馬1着・黄菊賞4着・葉牡丹賞1着
もちろんサンプルは2年前にピオネロと同じようなローテでここを勝ったベストディール。
ベストディール 新馬1着・札幌2歳4着・百日草1着→京成杯1着
特にピオネロは鞍上蛯名で、鞍上込みでベストディールに酷似している(ベストは札幌2歳のみ横山典だった)。2年前のこの時期はベストディールにダービーへの夢を乗せていたはずで、その馬と同じ臨戦ならば、期待せずにはいられない。
蛯名騎手をダービージョッキーにする会が地下で進攻していると書いて何年経ったか忘れたけれど、要は今年も継続していると言いたいわけだ。
去年はカミノタサハラでダービ-を目指すと思いきや、残念ながら故障でダービーには騎乗できなかった。カミノタサハラは内田博騎手で弥生賞を勝って、出走権利を獲得して、蛯名騎手に乗り替って、皐月賞4着した。
一昨年はフェノーメノでダービーに出走したけれど、惜しくも2着。この馬も弥生賞までは岩田騎手が騎乗し、青葉賞から蛯名騎手に乗り替って、ダービーへ向かった。
ダービーが近づくほどに蛯名騎手の磁力が上がるのか、それなりのチャンスホースがここ数年蛯名騎手に接近遭遇していると思う。
だから今年もピオネロ1頭だけがお手馬候補とは思わない。きっともう2、3頭待機しているように思う。けれど現時点ではダービーで騎乗したい1頭であることは間違いないはず。もうそれだけで買いたくなる。
ちなみに蛯名騎手と松永幹厩舎の関係は関東、関西と離れていたとしても薄い関係だった。
全成績2-0-2-11
2007年厩舎開業だから去年までの7年でわずか15鞍。この内、ピオネロで2-0-0-1だから、とてつもなく少ないことがわかる。
国枝厩舎との関係を第3種接近遭遇とするならば、松永幹厩舎との関係は第1種接近遭遇くらいか、それ以下だ。だが、それがいい。濃い関係ならいいってもんでもない。フェノーメノの戸田厩舎ともそれほど濃い関係ではなかった。でもそれゆえにダービーへのアツさが伝わってきた。むしろ関係性の薄さがただならぬアツさを感じさせてくれたりもするのだ。
ちなみにもう1頭の1・4・1ホースのキングズオブザサンの荒川厩舎との方が蛯名騎手との関係は深かったりもする。
全77戦で、7-7-8-55
でもこれは別の話だ。ここではもうやめておく。
とにかく京成杯は2頭の1・4・1ホースに注目してみたい。
ピオネロ キャロット ノーザンF
キングズオブザサン 社台RH 社台F
この2頭のどちらかが1着したら1・4・1・1ホースになる。
うむ、なんかきれいだ。強い馬の成績に思える。
で、負けるのならば4着でお願いしたい。1・4・1・4になってこれまたきれいに思えるし、その次にまた1着に期待できそうだからだ。
そういえばラングレーは1着・4着。勝てば1・4・1になる。
うん、決めた! 今年の京成杯は1・4系の馬に注目、それでいい。
で、日経新春杯。
今年はトップハンデがアドマイヤフライトとラブイズブーシェの56キロという凄い実績のG2ハンデ戦。
アドマイヤフライトは前走1600万条件1着で、ラブイズブーシェも前走・有馬記念4着だけど、勝ち負けという意味では4走前の1600万条件1着まで遡らなければならない。
なんせこの10年でもトップハンデが56キロのときはなかった。直近で一番軽い日経新春杯と言える。
こうなると、なんだか無性に穴狙いをしたくなるというもの。
ただし日経新春杯は単勝10倍未満の人気馬が常に2頭は馬券圏内に入って来る。そこを見越した上での穴狙いが最適か。
■穴はフルゲートで起爆する。
テイエムプリキュアが11人気(単3440円)で逃げ切った09年のレースは雨だった(良発表)。そして16頭立てだった。
テイエムプリキュアが12人気(複1850円)で3着した08年のレースは小雨だった(良発表)。そして16頭立てだった。
カポーティスターが10人気(単2280円)で1着した13年のレースは内が活き活きとしていた(1枠2番)。そして16頭立てだった。
ポイントは特殊な天気や馬場状態と、フルゲート。
この10年でフルゲートになったのはこの3回のみ。天気や馬場状態も大事だけど,穴を考えるなら、まずはフルゲートになることを願おう。
穴はフルゲート以外では出現しないというわけではない。7、8、9人気くらいの馬はフルゲートを割れても絡んでいる。ただフルゲートのときは10人気以下の馬が必ず絡んでいると言いたいわけだ。
今年は17頭が登録(16頭がフルゲート)。
このメンバーならやれると判断して、回避馬がほとんど出ないような気もするけれど、一気に少頭数になってしまうような気もする。
一応、フーラブライドのもう一丁に期待してみたいけれど、予想5人気ではもはや穴でもない。
となると、先行できそうなアドマイヤフライトかフランス帰りのステラウインドに期待したくなるけれど、アドマイヤフライトは予想2人気でもっと穴ではない。
となると、最終的には、どうせディープかな~? となる。
今年は2頭のディープをどう扱うか、そこを一生懸命考えるでいいのかもしれない。
日経新春杯注目馬
ディープ特待生…サトノノブレス&ラウンドワールド
その他注目馬…少頭数になればなるほど、アドマイヤフライト、ステラウインド
京成杯注目馬
ディープ特待生…ラングレー(ただし1、2人気で)
その他注目馬…ピオネロ&キングズオブザサン