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通常と真逆の傾向を狙う中京芝

  • 2014年01月24日(金) 18時00分


◆今までの中京芝1400mとは違っていた今回の中京

 1月19日はホームページで公開している勝負レースに中京12レースを指定。本命のダンツカナリーが勝利して3連単770倍を的中しましたが、このレースでは基本傾向とは真逆の馬を狙いました。

 1月19日の中京12レースは、全体的な中京芝1400mの傾向とは真逆のタイプともいえる馬が上位を独占しました。勝ち馬のダンツカナリーは、3走前は同コースで今回よりも格下の500万条件で惨敗。4走前も同コースで今回出走していたゴールドベルに完敗しています。

 にもかかわらず、今回は1つ上のクラスで圧勝。もちろん馬は生き物ですから、まったく同じ状態で出てることはありえないのですが、それだけの理由で発揮できるパフォーマンスが劇的に変わるはずがありません。

 ダンツカナリーが、今まで苦手にしていた当コースで圧勝したのは、今回の中京芝1400mは今までの中京芝1400mとは「全く異質の適性」が要求されたからです。

 中京芝1400mは、騎手が早めに動いて外からマクリ切る能力に長けた馬が走りやすいのが基本傾向です。よって、外枠で末脚に長けた馬を狙うのが馬券的にも有利な戦術となります。

 ところが、先週の中京芝は勝ち馬9頭のうち6頭が4番より内の馬。連対馬18頭のうち14頭が3コーナー5番手以内の先行馬。「内枠、先行有利」の馬場で、中京芝の基本傾向とはまったく異質、真逆といってもいい傾向です。

 つまり、先週の中京芝は(JRA-VANのソフト)ターゲットなどで「平均的な」コースデータを重視したプレイヤーは惨敗する馬場です。

 しかし、実演販売員としてJRAVANソフトの番組に出させてもらったボクが的中したのはデータを「膨大なデータの平均値」で見るのではなく「流れ」を見るからです。

 簡単にいってしまえば、この時期の第1週の中京芝が「内枠、先行有利」というのは、昨年の同時期のデータを見れば誰でも予想できます。

 今週の中京芝も、外差しの中京芝で結果を出した人気馬は嫌い、過去の中京では先行して惜敗した馬を狙う戦術は有効に作用すると目論んでます。

 所変わって、中山の芝は、明らかにタフな馬場で軽快なスピードは活きない馬場になりつつありますが、外差しが決まりやすい馬場にもなるとはいえません。スタミナと馬力のある馬がある程度の位置から外目に出すと、外差しの馬は外外を回らされて物理的に届かない可能性もあるからです。

 よって「スタミナ馬力に優れた中団前目の馬が有利」だと思うのですが。さて。

 なんて、色々考えてるフリをしてますが、馬場が読めれば競馬が当たるわけではありません。結局「ダート最強血統、エーピーインディ系でいいんでっしゃろ」って感じで東海Sを買うのが一番簡単なのかもしれません(偶然当たればですが)

 ちなみに、東海Sで父か母父エーピーインディ系の馬はヴァンヌーヴォー、サトノプリンシパル、ダブルスターです。

 なお、色々悩んですべての馬を上げてるだけの過程を省略したい方は、最終予想を公開している「亀谷敬正のホームページ」だけを御覧ください。(腹をくくってるだけで、ハズレるのがほとんどですからお奨めもしませんけれども)

 最後に告知を。先週は、youtubeの公式動画? でボクが出演させてもらった番組が2つアップされたようです。

 ひとつは「亀谷敬正の血統データラボ」(ご飯を食べながらグリーンチャンネルを見てたら告知が出てビックリしました)もうひとつは「CRダービースタリオン」の「ダビスタ大好き野郎座談会」です。

※編注
youtubeから上記タイトルにて検索していただければ幸いです。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

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