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シルクロードSは軽ハンデの差し馬をチェック!

  • 2014年01月30日(木) 18時00分
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◆「本当に先行有利のレース」と「先行有利と思われているレース」の違い

担当編集者(以下、編) パンパカパ~ン! 石橋さんのご登場です!

石橋 武(以下、石) うるさいな。なんなんだ、この始まり方は。

編 なんなんだじゃないですよ。30万馬券、ありがとうございました!

石 ああ~、先週土曜日の。

編 はい。アレキサンドライトS(中山11R)です。もうシビれましたよ~。単勝10番人気のリアライズキボンヌを本命◎に抜擢しちゃうんですもん。で、その見解通りに大激走ですからね~。

石 思ったよりもついてくれたよね。2、3着は3、4番人気馬だったから、10万馬券くらいかなとは思ったんだけど。

編 それが30万円ですからね。それにしても単勝30倍近い馬の大激走をズバリと言い当てちゃうなんて、お見事としかいいようがないです。ちゃんとビビらずに馬券を買っておいて良かったです(笑)。

石 それは珍しい。いつもビビってるのにね(笑)。

編 だってとんでもない穴馬を推してきたりするじゃないですか。

石 でもちゃんと走ってると思うけどな~。

編 そうなんですよ! だから今回はビビらずに買おうと。ホントありがとうございました! 京都牝馬Sも完璧な的中でしたし、今後もスポーツマスターでの勝負予想から目が離せませんね。

石 この対談もね。

編 もちろんです! 先週の対談で取り上げたAJCCでは、穴馬に推奨したフェイムゲーム(6人気)がしっかり3着に好走。このところ毎週のように好走馬の名前が挙がっているので、今週も期待している方は多いと思いますよ。

石 勝負予想ではAJCCはタテ目を喰らっちゃったからな~。あんまり褒められた結果ではなかったんだけど……。

編 そう、あのレースも惜しかったんですよね。上位陣は全部評価していただけに、痛恨のタテ目で。3連単はこれまた30万円近くついていましたし。

石 まあ、反省すべきところは反省しつつ、良かった点はさらに伸ばしつつという感じで、今週もそろそろ始めましょうかね。

編 そうですね。今週はシルクロードSが行われますけど、ここ3年はふたケタ人気馬が馬券に絡んでいますよね。激走する穴馬に共通するポイントはなにかあるんですか?

石 全馬に共通というわけではないけど、やっぱり軽ハンデ、展開というのは注目すべきポイントだよね。

編 軽ハンデというのはわかりますけど、展開というと?

石 シルクロードSは京都内回りの1200mで行われるだけに、直感的に先行有利という見方をしちゃいがちで、実際にその通りではあるんだけど、11年も12年も穴をあけたのは差し・追込馬でしょ?

編 ああ、たしかに。

石 『単勝二頭流』の基本的な考えでもあるんだけど、有力馬(上位人気馬)が先行馬だったら、穴馬は差し馬から選ぶというのが高配当を狙うひとつの有効な手段なんだよね。

編 ああ、それと同じことか。先行有利(と思われている)レースだったら、差し・追込馬を狙うというのも。

石 そうそう。ただ、本当に先行有利のレースと、先行有利と思われているレースというのは違うからね。本当に先行有利のレースで後ろから狙うのは単なるムチャだから。

編 そうですよね。

石 さっき「展開」と一言で片付けたのはちょっと言葉足らずだったけど、馬場状態、メンバーによってどういう馬を狙うべきかを考えていかないと。そういうところをひっくるめてシルクロードSは中団以降でレースを進める馬が面白そうだということだね。

編 つまり、シルクロードSは先行有利なレースと思われていて、さらにハンデ戦でもあるから高配当を狙える。狙い目は脚質的にも近走の成績的にも人気の盲点になる軽ハンデの差し・追込馬だと。

石 素晴らしい。そういうことでございます(笑)。ただ、くれぐれも言っておくけど、メンバー構成や当日の天候にも左右されることだからね。決めつけ過ぎずに傾向として覚えておけばいいよ。

編 そうですね。基本の傾向として押さえつつも、あくまでも臨機応変に対応するということですね。では、その点を踏まえつつ、現時点ではどの馬に注目しているんですか?

石 まずはザッハトルテ。

編 まさに軽ハンデの差し・追込馬。

石 近走の成績は冴えないけど、極端なスローで展開不向きだったり、上手くさばけなかったりと敗因はハッキリしているからね。5走前に重賞でも掲示板を確保しているように、オープンでもやれる力は持っているよ。

編 たしかに人気の盲点かも。狙っておいて損はないですね。

石 続いてチェックするのはサイレントソニック。

編 2走前に今回と同じ京都芝1200mで行われた京阪杯を惨敗しちゃってますけど……。

石 まあ、その前のレースでは2着になっているし、コース実績は問題なし。それに負けた京阪杯はあまりにスローだったからね。むしろあの結果で人気を落としてくれるならラッキーでしょ。

編 前走も悪い内容ではなかったですしね。

石 巻き返しに警戒が必要な馬だよ。

編 はい、ちゃんと買っておきます。

石 あとはリトルゲルダもチェック。この馬は先行馬なんだけど、人気のレディオブオペラを見ながらじっくり番手で競馬ができるという強みがある。リトルゲルダも京阪杯を8着に負けているけど、不利の影響があったからね。

編 先行馬が残る展開なら、好走が期待できると。

石 そうだね。とりあえずはこの3頭に注目しておいていただければと。

編 わかりました。いや~、なんか今週も荒れそうな気がしてきましたね~。お話を聞く前は堅そうだな~と思ってたんですけど(笑)。石橋さん、ありがとうございました!

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1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

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