◆ドリームバレンチノのダート適性は相当なもの 昨年の「シルクロードS」を1着している
ドリームバレンチノが、今年は同日のダート重賞「根岸S」に出走してきた。ダートに方向転換したのだから、とも言えるが、昨年のシルクロードSは58キロで勝っている。前走は59キロで統一G3を制している。シルクロードS出走ではとても優しいハンデはありえない。このあとは、獲得賞金から23日のフェブラリーSにも、3月30日の高松記念にも、両方に出走することができる。両方に出走しそうに思える。
というのも、芝のG1スプリンターズSを1分07秒5。0秒3差の善戦に持ち込んだ直後に、初ダート挑戦となった統一G1JBCスプリント1400mを、やっぱり0秒3の小差でエスポワールシチーの2着するのだから、ドリームバレンチノのダート適性は「高い」とかのレベルではない。今回も対戦する
セイクリムズン、
テスタマッタなどにいきなり先着してみせた。時計のかかる金沢向きとも思えないから、着順以上の価値がある。
ダート2戦目の前走は、59キロを背負って園田のダート1400mを1分25秒5で圧勝。同じダートでも、時計が速いコンディションの方が合うことを示した。芝1400mに1分19秒8の好時計を持つスピード系だから、これは納得。ということは、どう考えても、園田のダート1400mより、相手は強化しても、今回の東京ダート1400mの方が合うこと必至と言える。
スピード色の濃いタイプとはいえ、芝1600mは一応こなしている。父ロージズインメイの産駒は総じて距離は長くない方がいいが、ロージズインメイ自身はまだダートだった当時のドバイWC2000mを快勝している。ドリームバレンチノは、今回の東京ダート1400mを快走できるようなら、それはすごい強敵相手になるが、自身はフェブラリーSの東京ダート1600mも十分に守備範囲ではないかと考えたい。
祖母の父はブレイヴェストローマン、3代母の父はバーバー(ちょっと古いか)、派手ではないがタフであり、まだ粘り強くパワーアップする可能性がある。
素晴らしいデキを誇る
スノードラゴンが相手筆頭。この馬も1200mより1400mの方が追っての味を生かせるはずだ。前走はかかって凡走した
エーシントップ、他馬の除外や福永騎手の騎乗停止で、内田騎手にチェンジすることになった
ブライトラインがそのつぎ。
シルクフォーチュン、アドマイヤ勢では
アドマイヤサガス、ベリー騎手の
ゴールスキーを押さえにする。