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両極端となった1戦、そして今週

  • 2014年02月14日(金) 12時00分


◆馬の能力と人間との対話

 先週、東京は雪で大変でしたね〜。
 まさか土日とも開催中止になるとは…。

 私はフジテレビ「みんなのKEIBA」の収録があったので東京競馬場に足を運びましたが、土曜に出走を予定していた関西馬は3日滞在に…。人馬とも大変だったろうなぁ…と気の毒に思いながら、パドックの馬体重の増減も踏まえて競馬を観戦していました。

 また画面上に映っていた雪かきの道具。
 日曜日、大勢の方が雪かきをされていましたが、改めて開催が行なわれるまでにはたくさんの方々が関わり、力が注がれていることを感じました。

 さて先週の競馬ですが、注目を集めた「きさらぎ賞」。武豊騎手&トーセンスターダム、クラシックへむけて堂々たるレース振りでの勝利となりましたね。

 レース前、
「まだまだ教えていきたいこと、また逆に知りたいこともいっぱいある」と話されていましたが、良いことはもちろん、また今後に向けての課題も含めて感じ取れることが多かったように思えます。まさにクラシックに向けて繋がる走りができた中での勝利。価値あるものでしたね。

 一方のバンドワゴンですが、3戦目ということもあってか?そろそろ競馬を理解してきた様子。というのも個人的にはパドックでのテンションが前2走よりも高く見えました。レースに関しては先行するまでの形がこれまでとは違いましたが、自分のリズムの中でレースを進め、持ち味のスピードを活かす意味では同じだったようにも…。もちろん見方によっては、もっといききった方が良かったのでは?とか、逆に抑える競馬も必要なのでは?との意見があると思いますが、そう簡単にはコントロールのきかないタイプ。

 ましてやスピードと気性の激しさが武器でもあるように思えるところも…。もちろんそれが脆さでもあるのですが…。難しいところだと思います。ぶっつけで皐月賞ということですが、本番は初の輸送競馬に加えてお客さんも多いスタンド前発走。課題である内にささる面も残したままですから、状況的には厳しさが残る結果となってしまったように感じます。

 競走馬というのはポテンシャルもさることながら、その能力と人間とが対話ができる点も必要であり特にクラシック戦線というのは、そのバランスが大事なのでしょうね。

 さて今週はジェンティルドンナが始動となりますが、個人的にはラキシスも気になっています。一方の共同通信杯は、サトノアラジン。

 それでは皆さん、また来週お逢いしましょう。
ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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