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一見堅そうな京都記念も、高配当ゲットのチャンスは十分!

  • 2014年02月13日(木) 18時00分


◆京都記念は「上位人気2頭+伏兵馬1頭」

担当編集者(以下、編) 石橋さん、先週は大変でしたね。

石橋 武(以下、石) まあ、しょうがないよね。馬や関係者の方は大変だろうけど、僕らは2週連続で3日間も競馬を楽しめると考えればラッキーとも言えるし(笑)。

編 前向きかっ(笑)。でも実際、予想するのは大変じゃないですか? あ、でもそんなイレギュラーな開催だったのに、先ほど行われた(※本対談は月曜日に行われています)ゆりかもめ賞では3連単98,270円をあっさり的中だったのか。そのあたりはさすがですよね〜。普通、あの14番人気の馬(ゴールドアクター=2着)を買えますかね。

石 まあ、買えるから当たったんだけど(笑)。ただ、それはさておき、大変ということで言うと、配信に関してはせっかく予想したのにな〜というのはあったよ。東京新聞杯とか。

編 そうですよね。出馬再投票ということで、枠順だけじゃなくて出走メンバーが変更となる可能性もありますからね。

石 あ、ちなみに東京新聞杯に関しては、先週ここでお話しした3頭は出走してきたら、引き続き参考にしていただければと。

編 過去に出馬再投票となったレースでは、それほど大きく出走メンバーが替わらないケースが多いですからね。注意して見ておきます。

石 それと、先週スポーツマスターで配信した予想は当然ながら買い目はすべて変更となるので、ご覧いただいている方はご注意下さいね。今週は変則開催ですけど、ちゃんと3日間とも予想を配信しますので。

編 わかりました。ただ、今週末も楽しみなんですが、また雪が(笑)。

石 そうなんだよ(苦笑)。関東地方は金曜日から降り始めるという予報なんだよね。日、月は問題ないだろうけど、土曜日の東京開催がちょっと心配だよね。

編 ええ。重賞のクイーンCが組まれていますし、なんとかレースができればいいんですけど。

石 ということで、今週は雪の影響を受けない日曜日の京都のレースをお伝えします(笑)。

編 切り替え早っ! 日曜日の京都ということは京都記念ですか?

石 うん。ジェンティルドンナ、トーセンラーと間違いなく人気になる2頭が出てくるけど、ともに先を見据えている馬でもあるからね。

編 付け入る隙はあると。

石 穴党としてはそう考えないとね(笑)。ただ、過去のこのレースを見ても、上位人気2頭+伏兵馬1頭という組み合わせで好配当が出ているでしょ。

編 たしかに。

石 人気の2頭を出し抜く、あるいは2頭の間に割って入るような穴馬に期待したいよね。

編 そうですね。で、石橋さんはどの馬に注目しているんですか?

石 いきなり本題に入るね〜(笑)。まあいいか。まずはコウエイオトメに注目。この馬は典型的な京都巧者で、いままで京都芝コースで6連対。

編 前走も日経新春杯(京都芝2400m)で4着に好走していますよね。

石 うん、初の牡馬相手の重賞で7番人気と伏兵扱いだったけど、先行馬が残る流れのなか、後ろからよく差してきたよ。コース巧者らしい走りだったよね。展開に左右される面はあるけど、強力馬相手に戦うのなら、むしろこれくらい極端な戦術を取る馬のほうが出し抜くチャンスは大きい。得意のコースで大駆けが期待できるよ。

編 しまいの脚は確実な馬ですからね。前のめりの展開になるようならチャンスが出てきますよね。

石 続いて注目するのはアンコイルド。

編 ……。

石 なに、あ、人気しちゃう?

編 たぶん(笑)。

石 でも言っちゃったし(笑)。まあ、上位2頭が離れた人気になるだろうから、人気になっても知れてるでしょ。

編 あ、勝手に進めようとしてる(笑)。

石 まあまあ(笑)。で、このアンコイルドも京都コースが得意で3戦して2勝2着1回とパーフェクト連対中なんだよね。

編 いや、だから人気になるんじゃないかと……。はぁ、もういいか。え〜、京都コースと相性がいいわけですね?

石 ただ相性がいいというだけではなくて、3走前の京都大賞典も含め、京都芝コースで走った3戦はすべてメンバー中最速の上がりを使っているんだ。うち2戦は内回りの2000m戦なんだけど、内外問わずに速い上がりを使うというのは、残り800mくらいからの下り(内回り=高低差3m弱、外回り=高低差約4m)を利用してエンジンをかける競馬が合っているということ。

編 トーセンラーなんかと同じタイプですよね。

石 そうそう。あとはどっちが先にゴールするかというね。ただ、アンコイルドは前走のジャパンCでも前が塞がりさえしなければ、という競馬ができているように、去年の夏あたりから一気に本格化してきたよね。その勢い、斤量差を考えると逆転があっても驚けない。

編 あとはちょっとでも人気が落ちてくれればと。

石 最後に先行馬からトレイルブレイザーに注目しておこう。

編 このレースって意外と先行馬が結果を出しているんですよね。

石 意外と? 全然意外ではないけど(笑)。むしろ馬券圏内に好走した伏兵馬は先行馬のほうが多いくらいだよ。

編 たしかに。失礼しました(笑)。でもさっきの2頭は差し馬でしたよね。

石 今回みたいにジェンティルドンナという人気の先行馬がいる場合は、反対の脚質を狙うのは穴馬を狙ううえで大事なことだからね。ただ、だからといって過去に好走している条件を無視するのもナンセンスでしょ。

編 そうですね。そう考えると、トレイルブレイザーは京都コースとの相性もいいし、休み明けも走る。さらにこの馬のノドのことを考えると週末の雪で湿った空気も味方しますよね。狙い目じゃないですか。

石 だから名前を挙げたんだって(笑)。専門家じゃないので、ノドがどうこうに関しては何も言えないけど、実績、適性からも積極的に狙ってみたい馬だよね。

編 なるほどね〜。勝手に人気になりそうな馬を挙げた以外は、完全に納得です。

石 しつこいな〜(笑)。

編 冗談です(笑)。では週末の予想も楽しみにしていますね。3日間、頑張って下さい。

石 はい、ありがとうございました。

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1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

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