◆休み明けでも走れるのがダート戦 ジャパンカップダートの後は、休養にあてられたベルシャザール。約3か月ぶりの実戦になるフェブラリーSへ向けて、現在の様子は――。
「今までは550キロ台で(厩舎に)戻って来ましたが、今回は560キロ台なので、10キロ大きくなりました。ダートを使えば、だんだん大きくなるということですね。手足が長いので、その分動かす筋肉がもっと欲しいと思うんじゃないかな。東京大賞典ともう一つ使ってフェブラリーへというのが他の陣営のローテーションですけど、2走抜いてますので、その分大きいんじゃないでしょうか。どこか痛めたわけではなく休むというのは、馬にとって一番のプレゼントですよね」 しかし気になるのは、ぶっつけでGIに挑む仕上がりだ。他の馬たちが前哨戦を使っている分、休み明けはマイナスにならないのだろうか。
「GIに向けて身を削いでいく芝に対して、ダートは久しぶりでも持っている資質で戦えると考えています。ダートの場合はパワーが必要なので、芝とは逆にご飯を食べないと走れない。腹周りがしっかりして来て、芝のように腹が巻き上がっては走れないんです。使って身を削いでいく芝に対して、ダートは身をつけて行くというか。だから、休み明けでもダートの方が持っている資質で勝負できるんです。もちろん、レースに向けてしっかり鍛錬することは必要ですし、実際何本も時計を出しているので不安はありません」 手足の長いベルシャザールにとって、阪神1800mよりも東京マイルの舞台は合っているという。