◆ウインバリアシオンは「まったくもって順調」に日経賞へ 栗東も2月上旬に寒さから一転、だいぶ暖かくなってきました。馬は寒いほうがいい、という方もいらっしゃいますが、競走馬はアスリートですから。暖かいに越したことないですよ。
先週、ウインバリアシオンが栗東に帰ってきました。検疫の都合で予定より少しだけ早く戻ってきたのですが、馬体重も540キロほどとちょうどいい体です。目新しいことといえば、今週からプール調教を始めたそうです。火曜日にはじめてプールに入ったというウインバリアシオン。その泳ぎのほどはいかがでしたか?
「上手上手!さすがに最初はプールに入ることを戸惑っていたけれど、先生(松永昌師)がロングステッキでバリやんのお尻を何度か叩いたら入っていったよ(笑)」(竹邑厩務員)とのことでした。
はじめは渋々だったけど、泳ぎ始めたら気持ちよかったのか?まんざらでもない様子だったとのこと。最初は直線型のプールを泳ぎましたが、追い切り明けの木曜日には円形プールを数周したそうですよ!
「いままでとは違う筋肉を動かしているし、調教のバリエーションが出来たのはとてもいいこと」(竹邑厩務員)と陣営は6歳になった新しいバリやんの調教法を開発していました。
今後は3月29日の日経賞を目標に調整されます。「今のところ、まったくもって順調」(竹邑厩務員)と頼もしい言葉を聞いてホッとしています。
◆今週出走のレーヴデトワールはしっかり成長 今週のすみれSに出走するレーヴデトワール。昨年暮れと比べると、少し背も伸びたし体に幅も出たかんじですごくいい雰囲気でしたよ!馬体が“しっかりしてきた”という言葉がぴったり合っているかんじで。短期間ですが成長の跡をまざまざを感じさせます。
「性格もだいぶしっかりしてきた。走りに集中するようになったし、とても楽しみ」と大當助手。顔つきもまだまだおぼこいですが、頼もしくなってきましたよ!
レーヴデトワール
そして中山のアクアマリンSにはシゲルスダチが出走しますね。今週の追い切り…ビックリしましたよ!!これまでのスダチの自己ベスト。全体の坂路51.6もさることながら、ラスト2ハロン目の11秒6という数字には思わず目を丸くしてしまいましたよ。
騎乗した渡辺助手も「びっくりしました!」と笑顔で話していました。
「最初は抑えていたのですが、Goサインを出したら凄い勢いでした。さすがにラスト1ハロンは12秒7でしたが、決して“止まった”かんじはなかったですよ」(渡辺助手)
調教タイムは自己ベストを記録、鞍上は後藤騎手、しかもスダチ自身もレースが近いことはわかっているようで、このところ若干ですがカイバ食いがゆっくりになっているそうです。
これは期待せずにはいられませんね〜。3月1日が待ち遠しいです♪
シゲルスダチ
追記)ごめんなさい。坂路の自己ベストは7月24日に記録した51秒2でした。しかしながらラップタイムの中で出したタイムは今週26日の11秒6が自己ベストです。すごいなぁ。そのくらい心身ともにノリノリということです。