GIで好走したクリスマスが登場予定!! フラワーC(GIII)
例年、桜花賞やオークスを睨む世代の有力馬が集うフラワーカップ。今年はGI阪神JFで4着に入線したクリスマスや、重賞で連続好走しているニシノアカツキなどがエントリーしてきた。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
クリスマス(牝3、美浦・斎藤誠厩舎)は新馬、函館2歳Sを圧勝。休み明けで臨んだアルテミスSでは7着と敗れたが、続く阪神JFでは脚質転換に成功し後方から差し込んで4着。改めて能力の高さを示した。更なる距離延長が鍵となるが、ここでは実績が上位だし、勝ち切れても良いところだろう。
ニシノアカツキ(牝3、美浦・武藤善則厩舎)はフェアリーS2着、クイーンS3着と力を付けてきている。前走はフォーエバーモアという強敵がいたが、ここはそこまでの相手がいないし、勝ち切る場面まで十分期待できるだろう。
その他、牡馬と渡り合ってきた経験が生きそうなマイネグレヴィル(牝3、美浦・和田正道厩舎)、アルテミスS2着のパシフィックギャル(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)、出走できれば末脚の破壊力が驚異のショウナンパンドラ (牝3、栗東・高野友和厩舎)、距離経験で強みのあるディルガ(牝3、栗東・矢作芳人厩舎)辺りもいて混戦模様。発走は15時45分。
【データ分析/過去10年】
人気…1人気は4勝、連対率77.8%、複勝率88.9%と堅いと言われる阪神大賞典並に高い。穴っぽいところでは6人気の成績が[2-1-1-5]と比較的高い。
脚質…脚質では3勝を挙げている逃げ馬に要注意。
馬体重…馬体重では459キロ以下の馬が[5-5-5-71]、460キロ以上の馬が[4-4-4-41]と連対率、複勝率ともに460キロ以上の馬が好成績。
◆クリスマス
・一週前調教診断/井内利彰
個人的には距離が長いと判断していた、前走の阪神JF。出遅れて後方からのレースになったとはいえ、メンバー最速の上がりを使って4着。当時は栗東に滞在していたので、その効果も大きかったと思う。
前走の最終追い切りはCコースで速い時計をマークしており、攻めることができれば、好走調教と判断してよいだろう。この中間は坂路も併用しながら、南Wで入念な併せ馬を消化。2歳時とは調教内容の豊富さが段違いなので、馬体もしっかりしてきたのではないだろうか。最終追い切りもあまり時計が遅くならない程度に、南Wで追ってくれば、休み明けでも力は出せるだろう。
・血統診断/望田潤
バゴ牝駒というとオウケンサクラやアクティビューティの一本気な先行のイメージだが