◆ゴールドシップはヤンチャなくらいの方がいい
先週土曜日の最終レース、新人騎手の木幡初也ジョッキーが初勝利を挙げると、勝利騎手インタビューでは父の初広騎手がプラカードを持って登場。
なんとも微笑ましい雰囲気でしたが、最後は息子が父の首を引っ張り、肩を組んでの記念撮影…。
立場が逆なのでは?!と笑ってしまいましたが、とにかく嬉しそうな表情の初広さん。
翌日あの光景について、「ふざけてるやろ」と口にしながらも顔はニコヤカ。息子が同じ職業を目指し、そしてその背中を追いかけるというのは父として嬉しいものなのでしょうね。
もちろんその一方で危険な職業であることを、身を持って体感しているだけに心配もつきないことだと思いますが、父として歩んできた道を、しっかりと息子が見てきたことの証。
しかもその下の息子さんも今年の4月に競馬学校騎手過程へ入学するとのことで、なんと同期には横山典弘騎手の三男も一緒。
順調に行けば3年後、一気にファミリージョッキー誕生へと繋がるだけに楽しみでなりません。
さて話は変わり、先週行われたフィリーズレビュー。ベルカント、味のある競馬をしましたね〜。まさか控える競馬をするとは…正直驚きでした。まさにユタカさんマジック。恐れ入りました。
一方のホウライアキコは5着という結果に…。
この中間、陣営もいろいろと工夫をし、当日のパドックではパシファイヤーを装着しての先だし。パドックまでは阪神JFよりも我慢できていた気がしましたが返し馬を終えてからのゲート裏では発汗が目立ち、その点を週中に陣営に伺うと、「地下馬道でパシファイヤーを取った時にテンションが上がってしまった。本番は、ゲート裏で外す」とのことでした。
またレースを振り返っても、4コーナーでの手応えは悪かったものの、その後は狭くなるところもありながらも最後は伸びていただけに、着順ほど悲観する内容ではなかったようにも…。桜花賞ではスムーズな競馬に期待です。さて今週は阪神大賞典。ゴールドシップが始動となります。
この中間は耳を絞って反抗するなどの行為は見られず前向きな様子で、初コンビを組む岩田騎手も、
「状態比較はできないけど、雰囲気は良いよ」と好感触を得ている様子。1週前の時計の本数も多かっただけに、個人的には当日の馬場入りは大人しいよりもヤンチャなくらいの方がいいように思えます。
それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。