ドバイワールドカップデーのなかでも、日本ファンの注目がひときわ高いのがこのレースだろう。大和撫子・ジェンティルドンナとデニムアンドルビーが参戦するが、ライバルも欧州勢を中心に多士済々な面々だ!(馬名の★は国際G1の勝ち馬)
文・奥野庸介(TIS)
◆[フランス]国際G1馬2騎の手強いコンビ★シリュスデゼーグル(セ8)▼昨年の香港Cはアキードモフィード、トウケイヘイローに次ぐ3着
一昨年の覇者。昨年は英チャンピオンS2着後、香港Cに臨むも3着。今年はドバイWC参戦を視野に入れて、シャンティイ競馬場のAWを使われるも4着敗退で方向転換。
★ドゥーナデン(牡8)メルボルンCなどG1・3勝。昨年のこのレースで4着し、秋のジャパンCは5着。前走のマクトゥームCh・R2(AW1900m)は6着に沈むも芝と距離延長で巻き返しへ。
◆[アイルランド]稀代の“魔術師”が弔い合戦に挑む★マジシャン(牡4)マイルの愛2000ギニーと12ハロンのBCターフに優勝。後者ではドバイWC出走のザフーガを鮮やかに差しきる。A.オブライエン厩舎は1月に他界したセントニコラスアビーに続く連覇がかかる。
マウントアトス(セ7)一昨年のジャパンCで12着。ドバイシティオブゴールドは僅差3着と好走。
★アンビヴァレント(牝5)
アイルランドの牝馬限定G1プリティポリーS優勝。昨年9月にトルコの国際競走で2着。ここは約半年ぶりの実戦。
マーズ(牡4)
前走ジェベルハッタ7着。オブライエン厩舎時代はデビュー戦快勝でダービー候補となるも、その後は足踏み状態が続き、デコック厩舎に移籍後も結果は現れず。
フェスティヴチアー(牡4)
愛ダービー3着馬。今回は厩舎仲間のマジシャンのペースメーカーとなるか。
◆[UAE]英ダービー馬がAWで再び輝く?★ミアンドル(牡6)フランス出身。芦毛のG1・4勝馬。前哨戦の