◆マジンプロスパーがかなりの好気配も…
ゴールドシップって面白い馬ですね。
スタート後、まさか掛かっていくとは思いもしませんでした。
最初のスタンド前では岩田騎手がバンデの真後ろにつけて壁にするシーンも見受けられ、前半は折り合いに専念。
有馬記念の時よりも浅めのブリンカーでしたが、中間のケハイから陣営はこうなることも想定していたのかも?そのあたりさすがだなぁ〜と思うものでした。
また最後の直線では後続馬を突き放しての勝利。これまでは走る事に対して反抗をするなど不真面目シップに頭を悩まされてきましたが、今回は終始真面目すぎるシップに変貌。
改めて面白い馬だなぁ〜と感じました。
この勝利で昨年に引き続いての連覇となったわけですが、その中身はまるで違うものであり、天皇賞へむけての不安が払拭され楽しみが広がったのではないでしょうか…。
一方の中山競馬場で行われたスプリングSですが、こちらはミルコ・デムーロ騎手の好騎乗振りが光るものでしたね。
出遅れはしたものの、インコースを利用してのソツのない立ち回り。
しかも下の悪い4コーナーで手が動くことがなく周ってこれ、4肢が揃ってからの追い出し。今の中山の馬場を熟知していた鞍上と、それに対応できたロサギガンティアの脚質が勝利の大きな要因だったように思えます。
一方2着に敗れはしたものの、さすがと思わせる力のある内容を見せたアジアエクスプレス。最後も伸びてきていましたし、この1戦でさらによくなりそうなケハイも。鞍上も2戦目となりますし、期待がもてるのではないでしょうか。
そして注目していたクラリティシチーはコーナーで外に膨れるロスがあったものの3着を確保。今回もそうでしたが、スピードのスイッチが一気にオンになりやすいゆえ、そのあたりが今後の課題となりそうですね。
さぁ今週末は国内外で注目のレースが盛りだくさん。
2014第2弾となるG1高松宮記念は、体重の安定と共にレースセンスの良さ際立つ岩田騎手のストレイトガールに。
先行勢が多い中、それらを見ながらレースができるのも魅力。本当は、マジンプロスパーがここ最近にないほどの好ケハイなので狙ってみたいと思っていたのですが、枠が内では苦しい条件…。
それでは皆さん、週末は競馬場もしくは競馬中継でお逢いしましょう。
ホソジュンでしたぁ。