◆大阪杯の4歳3強、取材して良く映ったのは?
ドバイに高松宮記念、凄かったですね〜。
まずドバイデューティフリーを勝利したジャスタウェイですが、圧巻の強さ。
今思えば秋の天皇賞は流れが向いただけのフロックでは決してなかったということですし、陣営が話をしていた通り、この春からいよいよ本格化してきたということなのでしょう。
考えてみれば父・ハーツクライも晩成型。
あの当時、橋口厩舎の助手さんが、
「G1勝利という結果が出たのは4歳暮れのルメールでの有馬記念だけど、ダービーも含めて成長途上の過程であった馬の状態をノリさんが把握した上で騎乗してくれたことが、古馬になってから勝利の要因に繋がったと思う」と話されていました。
このジャスタウェイもそうですが、ハーツクライ産駒は、腰・トモの成長が比較的遅く、その点を考慮した上で若駒時代を無理なく過ごすことが重要のように感じます。
そしてその点を無事にクリアできた際には、完成の域に達し、その能力がいかんなく発揮されるのでしょう。
そういった意味では橋口厩舎のワンアンドオンリーもそうだと感じ、今年のクラシック戦線も楽しみではあるのですが、さらにその先となる古馬になってからの活躍がよりいっそう期待できる気がしています。
さて一方、ドバイシーマクラシックに出走したジェンティルドンナですが、厳しい競馬を克服しての勝利となりましたね。
最後の直線、行く場がないか?と思われたところを、ムーア騎手の瞬時の判断で進路を外へ。1テンポ遅ければ後続馬の進路を妨害しそうなところを、体がよじれながらも俊敏な動きで応えたジェンティルドンナ。見ていて興奮しました。オルフェーヴルに体当たりしたJCの時もそうでしたが、本当に凄い馬ですし、賢い馬なのだろうなぁ〜と改めて感じました。
そして国内で行なわれたG1は、またしてもフェブラリーSに続いてドクターコパさんの持ち馬が勝利。驚きました。
勝負は馬の強さのみならず運も必要ですが、まさに抽選を潜りぬけた前回といい、馬場状態がグチャグチャとなり馬群がバラける形となった今回といい、条件も揃う内容。
凄いです。
さぁ今週はキズナにメイショウマンボにエピファネイアと好メンバーの揃った大阪杯。
「みんなのKEIBA」私はスタジオではなく現地・阪神競馬場からの中継となります。
取材をした感触ではキズナとメイショウマンボ2頭のデキのよさを感じました。
一方、エピファネイアは少々細く映るところも…。帰厩して日が浅いというとこともあるのかもしれませんが、ポテンシャルは出走馬中1番高いようにも思えるだけに、この体でどんなパフォーマンスとなるのか?その点にも注目しています。
それでは皆さん、週末はテレビまたは競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。