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天皇賞・春はこの推奨穴馬3頭でバッチリ決めます!

  • 2014年05月01日(木) 18時00分
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◆何か起こるとしたら前にいる馬

担当編集者(以下、編) 石橋さん、先週のマイラーズCは結局1~3番人気が上位を独占。穴馬の出番はありませんでしたね。

石橋 武(以下、石) ねぇ。どうせならオークストライアルのフローラSについて話せば良かったかもね。

編 おお、あの100万馬券。石橋さん、スポーツマスターの勝負予想で人気の本命◎サングレアル(4人気1着)、穴馬の本命◎ブランネージュ(6人気2着)と、本命馬のワンツーでしたもんね。

石 3着のマイネオーラムはノーマークだったけど……。

編 でも4着のマローブルーはちゃんと買っていたという。あの3着馬とのクビ差はなんとかしてほしかったわ~。交わしてくれれば20万円近い馬券になってたんですけどね。

石 まあ、典型的なタラレバだよね、それ(笑)。

編 それにしても1~3番人気が揃って馬券圏外へ飛ぶという難しいレースで、よくもまあ、本命2頭のワンツーなんてできるなと。本番のオークスも俄然楽しみになってきました。なんか去年と同じ流れになってきて。

石 そうだっけ?

編 そうですよ。ほら、青葉賞とか京都新聞杯を的中して本番の日本ダービーもばっちり当てるみたいな。

石 ああ、そういうことか。

編 石橋さん、この時期はいつもいいって言ってますもんね。去年もNHKマイルC、オークス、日本ダービーといい結果が出ていますし。それこそ天皇賞(春)だって、ねぇ?

石 はいはい。微妙にプレッシャーをかけるのやめて下さい(笑)。

編 でも、それもしょうがないでしょ。読者の皆さんだってこの時期だけは期待してると思いますよ。天皇賞(春)の145万馬券的中とか、NHKマイルのマイネルホウオウ本命抜擢とか、オークス、日本ダービーの的中とか、実際に目の当たりにしているわけですし。

石 お~い、その前にこの時期だけって言わなかった?というか、言ったよね、確実に。

編 あ、言葉のあやです(笑)。本当はみんな1年中毎週のように期待しています。むしろ期待しかしていません。

石 わざとらしいわ(笑)。

編 というわけで、今週の天皇賞(春)は大注目されていると思いますので、バッチリ決めちゃって下さい!

石 いちいちプレッシャーのかかることを軽~い感じで言ってくれるね(笑)。

編 はい、僕にはプレッシャーかからないので。

石 だろうね(苦笑)。

編 はい、じゃあそろそろ始めますよ。

石 はいはい。天皇賞(春)ね。

編 ええ、石橋さんの注目穴馬を教えて下さい。

石 了解。じゃあ、まずはアドマイヤラクティに注目しようか。

編 去年の4着馬ですね。条件戦時代から堅実に走る馬でしたけど、このところは重賞でも大崩れなく結果を出せていますよね。

石 だよね。長距離戦では安定感を増しているし、それに天皇賞(春)で穴をあける馬には共通点があるんだけど、3角、4角あたりからポジションを挙げていける馬がいいんだよね。大げさにマクるとかそこまでやらなくていいんだけど。

編 たとえば?

石 たとえば近5年で言うと、マイネルキッツ(09年12人気1着)も前走の日経賞で【11-10-8-6】という位置取りだったし、メイショウドンタク(10年16人気3着)も前走の大阪-ハンブルクCで【7-7-6-3】だったでしょ?

編 たしかに。

石 マクるというよりも徐々にポジションを上げていけるタイプという感じかな。中団で折り合って仕掛けどころでスムーズに上がっていけるというか。アドマイヤラクティは前走でちょろっとポジションを上げたくらいだけど、4走前のアルゼンチン共和国杯とかはそのイメージにぴったりの競馬をしているよね。

編 ええ。【12-12-11-8】という位置取りですね。

石 さらにこの馬はたとえばさっきの2頭よりも速い上がりを使うことができる。となると、さらにチャンスは広がるんじゃないかな。

編 なるほど。ひと叩きした上積みも期待できますしね。

石 続いてアドマイヤフライトもチェック。

編 前走の日経賞は12着に大敗しちゃってますけど……。

石 そのぶん人気を落とすならラッキーでしょ。そもそもこの馬は中山合わないんじゃない? 去年の日経賞も同じ様に負けちゃってるし。力のいる馬場がダメなのか、輸送がダメなのか、坂がダメなのか、わからないけど。

編 阪神でも勝っているとはいえ、大敗もあるし、坂なんですかね。

石 いずれにせよ、京都替わりは大きなプラスでしょ。それに前につけられる強みもある。距離は未知数とはいえ、この馬が折り合いを欠くシーンはまったく思い浮かばないし、問題ないんじゃないかな。

編 たしかにいつもスムーズに折り合っていますよね。素直というか。

石 天皇賞(春)で何か起こるとしたら前にいる馬というのは、過去の結果が教えてくれているし、マークしておいて損はないよ。

編 そうですね。これで内枠でも引いてくれたら……。楽しみです。

石 あとはラストインパクト。

編 お、菊花賞の4着馬ですね。その後も小倉大賞典1着、前走も日経賞で3着と着実に力をつけていますよね。

石 うん、この馬のズブい好走歴がいいんだよね。

編 ズブい好走歴と言いますと?

石 もう見たまんまだよ。小倉大賞典は向こう正面で先頭に立って押し切る力の違う競馬ともいえるけど、小回りコースの中距離戦で、あそこで動かなければという判断でもあったと思うんだよね。前走も内に押し込まれる不利な面がありつつ3着だったけど、言い換えればスッと動けないから3着だったとも言えるわけで。ただ、これが京都芝3200mではいいほうに出るなと。今のところはこの3頭を上げておこうかな。

編 わかりました。なんか緊張してきちゃいましたね。

石 なんでキミが緊張するんだよ。さっきだってプレッシャーゼロって言ってたじゃん(笑)。

編 なんか、穴馬を聞いてたら当たった気になってきちゃって、どうしようみたいな(笑)。

石 気が早すぎるわ(笑)。

編 あ、ホントにヤバい(笑)。とりあえず週末まで競馬のことは忘れます。石橋さん、ありがとうございました。

石 はいはい。って、忘れちゃうのかよ(笑)。

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1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

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