◆ウインバリアシオンとキズナは好状態
時として騎手にとって落馬は避けられない事故ですが、審議の対象となっての落馬というのは、被害者はもちろんですが加害者にとっても胸が痛むものです。
ですから先週の10レースでの後藤騎手の落馬事故後、「やられるのも嫌だけど、やるものも嫌だよなぁ…」という声がジョッキーから多く聞こえてきました。
しかも今回は2年前と同じ状況下…。
すぐさま岩田騎手も救護所に駆けつけたようですし、11レースの表彰式後には後藤騎手の状態と搬送された病院を伺っていましたが、その様子は顔面蒼白。見ていて辛くなるほどでした。
しかも後藤騎手は一度頚の骨折をしているだけに深刻な箇所。落馬直後に手の痺れもあったようですし、とにかく今は後藤騎手の容態が回復することを願うばかりです。
さて話をレースに戻しますが、サングレアルはさすがブエナビスタの妹ですね。
しかも長くいい脚を使う姿には、姉を彷彿とさせるところも。
また担当はハープスターの山口厩務員であり、オークス担当馬の1・2着も十分にありえそう。もちろん馬房が隣同士の彼女たち。何でも最近自我が芽生え始めたハープスターは、山口さんがサングレアルをかまっていると妬くのだそう。それにしてもベガ・ブエナビスタを担当されてのハープスターにサングレアル。栗東でも一目置かれる名厩務員の山口さん、凄いの一言です。
さて今週は伝統の1戦・春の天皇賞です。
いいメンバーが揃いましたね。
岩田騎手の騎乗停止によりウインバリアシオンはシュタルケ騎手に。
さてそのウインバリアシオンですが、素晴しい状態です。もともと若駒の時に、「古馬になってからよくなるよ」と言われていた馬。以前とはまるで違う馬格となり、完成されたように思います。
追いきりに跨ったシュタルケ騎手も、「何をすべきか馬自身が分かっていて、非常に乗りやすくて賢い馬」と大絶賛。
また一方のキズナもステキな状態です。
大阪杯でボッテリとしていた腹回りもスッキリとし、より走れる体に。ウインバリアシオンとキズナ、甲乙付けがたいほどです。
皆さん是非とも当日は京都競馬場でお逢いしましょう。
ホソジュンでしたぁ。