◆1週前追い切りでもハープスターはパワフル 緑色のゼッケンが目立つ季節になりました。栗東の2歳ゼッケンは緑地に白文字。2歳戦スタートが早くなりましたし、トレーニングセールで購入されたばかりの馬も目立ちますね。
先日、天皇賞(春)の激戦を終えたあと、放牧に出されたウインバリアシオンと入れ替わりに、バリさんと同じくハーツクライを父に持つ2歳馬が入厩しています。その名はレントラー。母はハートビートワルツ、母の父はブライアンズタイムです。毛色は黒鹿毛ですが、血統表を見るとこれはそこからきているのかな?と思われます。

ウインバリアシオンと入れ替わりに入厩してきたレントラー
現在、ゲート練習中。でも、バリさんと違っておっとりした雰囲気はないんですよ。どちらかというとカーッと闘志を表に出してるかんじがします。カメラを向けると、キリッとした表情でこちらを見ます。
「気性がかなり前向き。先々は血統的にも長めの距離を走るだろうけど、いまの雰囲気ではマイルのほうが向いているかんじ」と中山助手。デビューはまだ先でしょうけど、気性的にはいきなり戦えるタイプかもしれませんよ。

こちらを見るレントラー
来週はオークス。松田博資厩舎ではハープスターとサングレアル、そしてできれば5分の1の抽選を潜り抜けて出走したいレーヴデトワールが「いつもどおり、変わりない」(松田博師)様子で毎日調教を積んでいます。ハープスターはすごくパワフル!1週前追い切りでも鞍上の指示に俊敏に反応していましたよ。二冠に向けて、ひじょうに順調であります。
一方、サングレアルも順調ですが…。どれだけ体が戻るのかな?というのが懸念材料。ただでさえ小さいからです。「もうこれ以上、減るところはないさ」と松田博師は明るい笑顔を見せていますし、ジョワドヴィーヴルのような細さはないから大丈夫だとは思いますが…。もう少しふっくらするに越したことはないでしょう。
普段の様子を見ていても、ほんとにちいさい!この小さいからだから、あのパワーが出てくるのだからホントすごいんですけどねっ。「いまは仕方ないが、秋以降、体が成長したらもっとよくなる」と、松田博師もよくおっしゃっています。あと10日ではそれほど大きくはならないかもしれないけど。とにかく「大きくなぁれ!!」

サングレアル
そして、もっと小さいヤツを忘れてはいけませんね。シゲルスダチくん、相変わらず元気です。さすがに古馬だし、まだ幼児体型のサングレアルと比べたら体もがっちりしています。でも、背(体高)が低い。洗い場で他の馬たちと大きさを比べると、ほんと小さっ!って改めて思います。
全国的にそうだと思うのですが、栗東も暑いのか寒いのかよくわからない日々が続いています。こういうときは体調管理をしにくいものですが、少し暑くなりかけたこの日、スダチくんは目いっぱいシャワーを浴びさせてもらっていましたよ。気持ちよさそ〜!そして、次走もきっと元気に走ってくれるはずですよ!

シゲルスダチ