出走全馬に魅力を感じるとともに不安も覚える…そんな混戦模様の第81回日本ダービー 。絶対的な主役が存在しないだけに、思わぬ波乱もあるか? 今年、最高の美酒に酔える権利を持った各馬を一気に紹介!
メンバー屈指のいぶし銀ウインフルブルーム(栗東・宮本厩舎)朝日杯に続いて皐月賞も3着と、どんな相手にも安定した成績。今回もすんなりと先手を奪えたならば、持ち前の渋太さで再度の好走もあるか。
たった一度の敗戦を糧にトーセンスターダム(栗東・池江厩舎)府中の2400mを見据えた競馬でデビューから3連勝したが、皐月賞ではこれまでより前めの競馬で11着に惨敗。ただ、陣営も当初から『皐月賞よりダービー向き』と公言していた馬だけに、一気の巻き返しで武豊騎手に6度目のダービーをプレゼントしたい。
混戦で光る勝負強さマイネルフロスト(美浦・高木登厩舎)前走の青葉賞は3番人気6着と敗れたが、前々走の毎日杯ではハナ差の激戦を制して勝負強さを見せた。その毎日杯で負かしたステファノスが皐月賞で5着だったことを考えると、皐月賞上位馬ともそれほど差はないだろう。混戦になればなるほど一発の可能性が高まる一頭。
良血馬がいよいよ開花ベルキャニオン(美浦・堀厩舎)人気先行のイメージが高かったが