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日本ダービーの推奨穴馬3頭、超人気薄確実なあの馬も!?

  • 2014年05月29日(木) 18時00分
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◆「マイラーが上位に走る」近年のダービー

担当編集者(以下、編) 石橋さん、先週のオークスを見て、改めて石橋さんのことを見直しましたよ。

石橋 武(以下、石) 「見直した」ってことは、どこかで「こいつダメだな」って思ってたわけね(笑)。

編 細かっ! そういうわけじゃないです(笑)。いや、単純にスゴイなと。

石 ガチガチの3連複しか当たってないぞ。

編 結果的に1~3人気の決着でしたからね。ただ、先週のこの対談を思い出して下さいよ。

石 ちゃんと覚えてるよ。

編 最終的に石橋さんが推奨した穴馬って、ニシノアカツキ(17人気4着)、ブランネージュ(7人気5着)、マジックタイム(6人気13着)ですよね。

石 そうそう。そうだった。

編 覚えてないじゃないですか(笑)。まあ、それはいいとして、たしかに馬券には絡めなかったものの、ニシノアカツキなんかあんな人気薄であわやの4着に走っちゃうわけでしょ。

石 あれはアツかったよね。スポーツマスターで配信した予想でも、もちろん△は打っているから、あの馬の馬券を持っている人は楽しめたんじゃないかな。できれば3着!とは思うけどさ。

編 それはもちろん。ただ、適当に穴馬を選んでいるようで、しっかり走ってくる馬をピックアップしてくるあたりは、石橋さんホントすげ~なと。そんなふうに思ったわけです。3着のバウンスシャッセも言いかけてたし。

石 キミに却下されて最後まで言えなかったからね(笑)。でも、ありがとうございます。ただ、次はちゃんと馬券に絡んだときに褒めてもらおうかな。4着はどこまで行っても4着なわけで、さっきは自分でも楽しめたなんて言ったけど、それだけじゃね。

編 3連複は当たっているとはいえ。

石 そう。堅い云々はさておき、本命◎を打った馬が勝ったわけじゃないし、そのあたりは今週のダービーで巻き返せればと。ダービーは高配当が期待できるし。

編 お、楽しみですね~。では皆さんもお待ちかねでしょうから、さっそくダービーの注目穴馬を教えていただきましょうか。どんな穴馬に注目すればいいんですか?

石 なんか1~3枠の馬を買っときゃ当たるんじゃないの、という気もするんだけどね(笑)。

編 たしかに(笑)。今週からCコースに替わって、さらに内枠、先行有利になりそうな感がありますよね。

石 ほとんど毎年のように先行馬が1頭は馬券に絡んでいるわけだからさ。内枠の成績もいいし。

編 その話で終わられちゃうとつまらないんですけど(笑)。

石 さすがにこれじゃ終われないでしょ(笑)。まあ、それはひとつの傾向としての話で、実際のところ、週中に馬場の外側だけ芝が刈られる可能性だってあるし、土曜日の馬場の傾向をしっかりと見ておかないと足元をすくわれる可能性はあるよ。

編 内枠有利と思い込まないほうがいいと。

石 そうね。たしかに有利ではあるけど、ちゃんと土曜日の傾向は把握しておきましょうね。思い込み過ぎは良くないですよという感じでしょうか。

編 はい、肝に銘じておきます。で、具体的にはどの穴馬に注目します?

石 内枠の先行馬。

編 おいっ!

石 冗談だって(笑)。

編 もう、ダービーなんですから真面目にお願いしますよ。

石 はいはい。じゃあ、まずはハギノハイブリッドにご注目。

編 ん~……

石 いやいや、この馬は絶対セーフでしょ。そんなに人気しないって。

編 わかりました。OKです。前走で京都新聞杯を勝っているので、人気になるんじゃないかと思って。

石 いや、基本的に皐月賞組が人気でしょ。ハギノハイブリッドは前走ももちろんいいんだけど、前々走がかなり強かったんだよね。

編 新緑賞(東京芝2300m)ですか?

石 そうそう。500万特別とはいえ、一瞬2着馬をおきざりにする脚は素晴らしかったし、時計も優秀。直後に重賞を勝ったのも素直に頷ける。それに不利のあった共同通信杯を除けば、メンバー中上位の脚を繰り出しているのも東京向きの適性を感じる。折り合いもまったく問題ないしね。

編 じゃあ、皐月賞組を逆転する可能性も?

石 もちろん十分にあるよ。能力的にも適性的にも見劣るところがない。好勝負できるでしょう。

編 続いてはどの穴馬に注目します?

石 タガノグランパ。

編 超のつく穴馬じゃないですか。意外すぎるわ(笑)。

石 まあ、人気はないだろうね。皐月賞を惨敗しているし。この馬は1400mの厳しい流れでも速い上がりを出せるタイプなんだけど、この手の馬ってちゃんと距離は持つんだよね。ラジオNIKKEI杯にしても出遅れつつも伸びない内を突いてメンバー中最速の上がりを繰り出しているでしょ。

編 たしかにそうですけどねぇ。

石 たとえばオークスなんかだと、芝1400mの勝ち馬がけっこう良い競馬をするじゃない。去年のメイショウマンボとか、レジネッタとか、ローブデコルテもそうだよね。

編 ああ、そういうことか。

石 牡馬と牝馬じゃ違うだろって言われるかもしれないけど、ここ10年くらいのダービーを見ていると、以前のオークスみたいにマイルっぽいというのかな、マイラーが上位に走る競馬になることが多いんだよね。

編 であれば、どうせ人気もないことだし、こういうタガノグランパみたいな馬を狙ってみてもという?

石 その言い方よりも自信はあるけど(笑)、まあ、そんな感じでもいいよ。とにかく僕としてはかなり楽しみにしている馬ではあるんだ。

編 いや、僕だって楽しみですよ(笑)。

石 あとはワールドインパクトかな。

編 青葉賞2着馬。

石 後ろからレースを進めてしっかりとした末脚を使える魅力もあるんだけど、そんな馬でありながら前につける競馬ができるのは強みだよね。

編 なんか勝ち味に遅いイメージもありますけど。前走もゴール前で差されちゃうし。

石 ここまでずっと1番人気だからね。先行することも多くてどうしても目標にされるツラさはあるよね。それでも勝ち切ってほしいとは思うけど。

編 ああ、たしかにデビューからずっと1番人気だったのか~。

石 今回はさすがにマークされることはないだろうし、自分の競馬に徹すれば上位争いができる一頭だと思うよ。堅実な馬だしね。

編 わかりました。じゃあ、現時点ではこの3頭に注目ということで。かなり意外な名前も挙がりましたし、ますます週末が楽しみになってきました。

石 皆さんもそうでしょうけど、ダービーはなんとしても獲りたいレースだからね。ビシッと決めていいところをご覧いただければと。

編 そうですね。去年も完璧な予想でしっかりと稼がせていただきましたし、今年も期待しています!

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1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

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