◆コース実績も心強い
担当編集者(以下、編) 石橋さん、先週はこの対談で推奨していただいたショウナンマイティが10番人気ながら3着に好走。いや〜、ありがとうございました。
石橋 武(以下、石) やっぱり得意の東京で復活してくれたね。
編 ええ。それに先週石橋さんがショウナンマイティのところで言った通りの結果でしたよね?
石 なんだっけ?
編 ほら、最近の安田記念は上がりの速い馬が馬券に絡むって言ってたじゃないですか。
石 そうそう。道悪になった先週ですらそうだったでしょ?
編 そうなんですよ! メンバー中上がり最速のジャスタウェイが1着、上がり2位のグランプリボスが2着、上がり3位のショウナンマイティが3着ですから。あんな馬場でも通用する法則なのかとびっくりしましたよ。
石 そう、通用するんだよ。ただ、上がりの速い馬が事前にわかるかどうかっていうのが肝心なところなんだけど(笑)。
編 たしかに(笑)。
石 さすがに先週みたいに馬場が悪いと道悪の巧拙も出ちゃうので、事前に上がりの速い馬を見極めるのは難しいんだけど、良馬場だったらわりとわかりやすいからね。来年以降の安田記念でも使える法則だと思うよ。先行馬+上がりの速い馬という組み合わせとかね。
編 なるほどね〜。そのあたりはまた来年の安田記念でお願いします。
石 そうね。僕がクビにならなければ(笑)。
編 それは大丈夫でしょう(笑)。あ、そうそう、それで思い出した。このコラムなんですけど、来週は更新時間が変わるということで。
石 そうなんですよ。前開催までの競馬のデータを一旦取りまとめたいなと思っていて。ただそれに手をつけるとなると、どうしても時間が取れなくなっちゃって。
編 そういうわけで、来週のこの対談は金曜日の夜に更新になります。
石 ご迷惑をおかけします!
編 いえいえ、そういう大事な作業はきっちりとやってもらわないと。今後の的中につながりますから(笑)。ちなみにスポーツマスターで配信している勝負予想のほうは?
石 あ、そっちはいつも通りに配信できるよ。
編 安心しました(笑)。じゃあ、この対談のみ金曜日の夜に更新。その他はいつも通りということで。
石 はい、そういうことです。
編 では、そろそろ本題のエプソムCについてお聞きしたいなと。
石 もちろん。さっそく始めましょう。
編 どの穴馬に注目しておけばいいですか?
石 まずはダークシャドウ。エプソムCで穴をあけるタイプって、先行馬か上がりの速い馬かなんだけど、ダークシャドウはそのどちらにも対応できる強みがあるんだ。
編 たしかに先行しても好走しているんですよね、末脚の印象が強いですけど。
石 さらに東京コースに実績があるのも心強いよね。実際にこのエプソムCも、同コースの毎日王冠も勝っているし。この2走は出遅れて大敗という競馬が続いているけど、もともと出遅れグセのある馬でもないしね。
編 そうですね。ただ斤量は?
石 そこだよね。さすがに59キロはラクじゃない。ただ、58キロを背負ったときも極端にパフォーマンスを下げたわけじゃないからね。なんとかこなしてくれると思うよ。
編 むしろ近走の凡走と59キロで嫌われるようなら、配当的にもおいしいですもんね。
石 続いてはゴールデンナンバーもチェック。
編 さっきのダークシャドウとはうって変わって斤量は54キロの馬ですよね。
石 そうだね。それと後方から速い上がりを使えるタイプでもある。前走なんかは内枠の前残り馬場で着順的には9着という結果だったけど、ちゃんと上がりの脚は繰り出しているからね。
編 ええ、毎回メンバー中最速の上がりを出しているんですよね。
石 脚質的に展開に左右されるタイプではあるんだけど、エプソムCの過去の結果を見てもわかるように、この時期は差しが届き出すからね。メンバー的に先行する馬も多そうだし、展開利も含めて期待できるよ。
編 なるほど。
石 あとはシルクアーネスト。前走はそれまでの差しから一転、逃げて結果を出したよね。展開に恵まれたところはあるにせよ、いきなりの脚質転換で結果を出せたのは評価できる。
編 一昨年のエプソムCでは前残り、去年のエプソムCは出遅れと、敗因ははっきりしていますしね。
石 今年は過去と比べてメンバー的にもラク。休み明けをひと叩きされた上積みも期待できるし、面白いと思うよ。今のところはこの3頭に注目しておこうかな。
編 わかりました。今週、来週とお忙しくなると思いますけど、勝負予想も期待していますので、よろしくお願いします。どうもありがとうございました。
【次週公開日変更のお知らせ】
次回の『「単勝二頭流」重賞レース予想対談』の公開は6月20日(金)の20:00となります。