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時代の流れ、そして函館へ

  • 2014年07月18日(金) 12時00分


函館競馬場にグラスワンダーとスペシャルウィークが!

 セレクトセール、毎年・毎年凄いですね。
 特にカタール王族のマネーは底知らず。
 スケールの違いに驚きですし、新規開業厩舎に続々と高額馬。

 以前、このnetkeiba.comの「ホソジュンのステッキなお話」でも中内田師に調教助手時代に登場してもらったことがありましたが、エンパイアメーカーが2冠制覇後に調教でゴネるようになり、その様子を見ていた中内田氏が、「自分に乗せてください」と調教師に懇願をして騎乗に至った経緯などを話されていました。

 またその後もJCDに参戦するため日本に来日したサマーバードの追いきりにも志願しての騎乗(追いきり後に骨折が判明し、参戦にはなりませんでしたが)、そして橋田厩舎時代には他厩舎の海外遠征に動向するなど、いかなる状況においても積極的に自分の意志を貫くタイプ。

 通常ですと開業すぐに億もするような馬を扱うとなると気がひけてしまう調教師の方も多いように思えますが、これまでの経緯をみても真逆のようですし、当然のことながらスタッフのモチベーションは上がるはず。

 今回、「競馬産業における新時代の幕開け」と吉田代表がコメントされましたが、調教師もだんだんと実業家傾向にあるのかな…と思えました。

 さて話は変わり先週の七夕賞、田辺騎手見事な騎乗でしたね。
 馬の気持ちを損ねない、気分よくをモットーとしたレース振りでメイショウナルトを誘導。

 直線の短い小回りコースで内枠、重賞ウイナーでありながら56キロと全てにおいて条件がととのっていましたが、何よりも初コンビながら馬の気持ちを理解した上での田辺騎手の騎乗振りが際立つものでしたね。

 一方のプロキオンSはリズムよく道中すすみ、最後の最後でキッチリと前を捉えての勝利となったベストウォーリア。

「乗る毎に成長している」とコメントされていた戸崎騎手ですが、戸崎騎手自身も乗るたびに手の内にいれているといった内容に感じました。

 さて今週は函館で2歳ステークスと函館記念が行なわれますね。私も土曜日は函館競馬場。鈴木淑子さん、そしてグラスワンダーとスペシャルウィークと共にパドックでイベントに参加します。

 よろしければ是非、ご参加を。それでは皆さん、週末は函館競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。
 ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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