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函館記念を狙う

  • 2014年07月18日(金) 18時00分


◆文句なしの状態

こどもたち待望の夏休みが近づいてきました。小学生の頃は祖父母の家で過ごし自然とたわむれたものです。
図工の宿題を手先が器用な祖父にお願いしたら小物入れをつくってくれて。堂々と先生に見せるとめっちゃ怒られました。
釘を使わず木と木を組み合わせた丁寧な作品で…。おじいちゃん、もっと下手につくってと翌年も頼んだなあ。

今年の函館記念は実績馬がずらり。臨戦過程もバラエティに富んでいる。
軽ハンデの馬が少なく別定戦に近いような印象を受ける。
降雨のため馬場状態が悪化しそうなうえ力を要する洋芝での戦い。難解な一戦だ。

中心にはアドマイヤタイシを推す。
張りのある身体を誇り眼も澄んでいる。
栗東トレセンで十分に鍛錬を積んで函館競馬場へ。
復調すれば好調期間は長い。文句なしの状態と考えてよさそうだ。
体型や走法から馬場状態への対応も利くはず。
器用さがあり大外枠でもロスのない立ち回りが可能だろう。

甲乙つけがたいのがトウカイパラダイス。身体の線がきれいでこちらも体調良好。
小回りコースなら折り合いもつく。

乾いた芝が見込めればグランデッツァを中心視したいが馬場が渋るようだと身上の切れ味が殺がれる。
ハンデが57.5キロでもあり心配はそれに尽きる。

アドマイヤフライトは最内枠を引き当てた。ロスのない立ち回りで粘り込みを図る。

ナカヤマナイトは力を要する芝に向いておりこの季節も合う。

アンコイルドは良化途上の前走で外々を回りしぶとい伸び。地力があり今回は怖い。

ダークシャドウは胴が詰まった体型から再び中距離仕様のボディに変化してきたように映る。
体質強化に時間を要した馬。気持ちさえ戻れば肉体の衰えはない。

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1992年から2010年までスポーツ新聞社で中央競馬を担当。ラジオ関西・競馬ノススメ(毎週土曜16時30分〜17時)にレギュラー出演するなどフリーランスで活動している。

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