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この穴馬3頭で「真夏のダッシュ」を決めます!

  • 2014年07月31日(木) 18時00分


担当編集者(以下、編) よっ、有言実行の男!

石橋 武(以下、石) なんだ薮から棒に。

編 ほら、先週のこの対談で結果を出せ! 出す!みたいな話をした途端に14万馬券的中(土曜日福島12R 3連単146,670円、3連複23,260円)じゃないですか。

石 ああ、その話ね。でも有言実行って、福島最終を当てますって言ったわけじゃないからね。

編 当たり前でしょ。そんなこと言ったら怪しい予想屋と同じじゃないですか(笑)。

石 そりゃそうだ(笑)。

編 先週の土曜日はその福島最終も含め、スポーツマスターで配信した4レースとも単勝なり3連複なり3連単を的中と、高配当が期待できる8月に向けてエンジンがかかってきたんじゃないですか?

石 いや、6月、7月もけっこうがんばってたんだけど……(笑)。

編 でもほら派手さがなかったから。

石 いや、28万馬券(基坂特別)とかも当たったし……。

編 ん〜、でもほら毎週10万馬券を当てたわけじゃないですから。

石 当たり前だろっ!

編 (笑)。まあ、とにかく8月に向けていい弾みになったかなと。日曜日の中京記念はこの対談であれだけ話しておきながら外してましたけどね。

石 ドキッ。ん〜、全然ダメだったね……。

編 あ、冗談ですって。軽い気持ちで言っただけなのでそんなに気にしないで下さい。大体、石橋さんと話してると感覚がマヒしてくるんですよ、10万馬券とかポンポン当ててくるので。それが当たり前みたいになっちゃうんですよね。

石 とにかく今週はこの対談でもお役に立てるようにしないとね。

編 そうですね。先週の中京記念の二の舞はホント勘弁です。

石 おいっ!

編 冗談、冗談(笑)。ただ今週はnetkeiba.comの「No.1予想」(プレミアムサービス)でもアイビスSDの予想を公開するんですから、このコラムともども期待している方は多いはず。

石 そうだね。8月はここからダッシュを決めたいね。

編 うわっ!

石 なに? あ! 違う違う違う違う。シャレで言ったんじゃないって、ホントに(笑)。

編 うわ〜、真夏のダッシュはサマーダッシュからってことですね。う〜、恥ずかしげもなく、よくも堂々とそんなシャレを。

石 だから違うんだって(笑)。

編 じゃあ、さっそく真夏のダッシュを決めちゃって下さい!

石 腹立つわ〜。

編 はいはい(笑)。ではここからは真面目にいきましょう。現時点での注目穴馬を教えていただけますか?

石 まずはフクノドリーム。

編 やっぱりこのコースで軽量51キロというのは気になりますよね。

石 そうだね。このレースで牝馬の活躍が多いのも性差というより、牡馬より斤量が軽いというのが理由だからね。出走馬のなかでダントツに軽い51キロというのは大きなプラス材料だよ。

編 そうですよね。ただ、芝のレースでほとんど結果を出していないという点は気になりますけど。

石 逆、逆。このレースはダートの短距離でしか走ってないくらいでいいんだから。「ダートでしか」というとちょっと言い過ぎかもしれないけど。というのもダートの短距離戦って、芝戦と違って瞬発力が必要ないでしょ?

編 ええ。

石 それよりもスタートしてからずっと一本調子でも速い脚を持続させるほうが大切なんだけど、新潟芝1000mで求められるのがこういう適性なんだ。

編 ああ、それで石橋さんはいつも新潟直千は芝・ダートの兼用馬を狙えって言ってたんですね。

石 そうそう。そういうこと。フクノドリームはダート戦で頭角を現して、芝のレースも勝った実績を持っているでしょ。

編 そうですね。

石 さすがに芝のクラシック路線では歯が立たなかったけど、それでも前走は復調気配を見せて古馬相手のOP特別で5着に善戦してみせた。前走をひと叩きされた上積みも期待できるし、有力候補の一頭だよね。

編 なるほど。

石 続いてチェックするのはサウンドリアーナ。

編 あ、たしかにフクノドリームとちょっと被りますよね。

石 でしょ? サウンドリアーナのほうは芝の短距離で2勝したのち、ダート路線に転向したんだけど、そのどちらでも勝っているのがいいよね。

編 まさに芝・ダート兼用馬ということですね。

石 その通り。3歳春からの長休以降は結果が出遅れもあって結果が出ていないけど、ここを走れる下地は十分にある。

編 もともと出遅れグセがあったわけでもないですしね。

石 リフレッシュした前走は明らかに余裕残しの仕上げだったけど、それでもその前よりはよく見えたし、実際レースの内容もさほど悪くなかった。前走を使われた上積みはかなり期待できるんじゃないかな。

編 となれば、このコースに対する適性を見せているだけに期待が大きいですね。

石 あとは……、そうだな、色々と目移りはするけど、ブルーデジャブをチェックしておこうかな。

編 たしかにダートの実績も豊富で芝でも好走実績がありますけど、近走の成績は冴えないですよね。3走前にも新潟芝1000mで6着に負けていますし。

石 韋駄天S?

編 ええ。

石 あれは追って伸びず、でもバテずという、いかにも休み明けらしいレースぶりだったよね。大型馬だけに休み明けよりも詰めて使われたほうが好走しているし、前走から中1週の今回は期待できるでしょう。

編 そう言えば、さっき「色々と目移りする」って言ってましたよね。

石 うん、けっこう穴っぽい馬が多いレースだよね。

編 たとえば?

石 その手には乗らないよ(笑)。というか、枠順も大切なレースだし、ここで中途半端なことを言うよりは、週末の最終結論まで待ってもらったほうがいいでしょ。

編 まあ、たしかにそうか。わかりました。では現時点ではこの3頭に注目しつつ、最終結論は週末ということでお願いします。

石 了解。楽しみにお待ちいただければと。

編 そうですね、期待してます。中京記念を外しているだけに。

石 しつこいっ!

編 じゃあ、言い直します(笑)。先週の14万馬券を上回る馬券を期待しています!

石 それもなんかヤダ(笑)。

※文中に登場したサウンドリアーナは回避が決定致しました。本対談は月曜日に行われているため、後日改めて石橋氏に電話で確認を取ったところ、『代わりに「パドトロワ」を推奨します。近走惨敗続きも、得意条件では走っていない。変わり身を見せる可能性は大。エアレーションの実施などで新潟芝コースにしては初日からある程度時計のかかる馬場となりそう。そのぶん斤量の59キロは気にしなくてもいいだろう』とのことです。ぜひ参考になさって下さい。

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1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

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