【1】からの続きです
さらには、ただひたすらに良い姿勢を保たせようとするのもよくありません。
前述のように『ゲートが開く瞬間』に走り出せればいいのです。
人間だって、長い校長先生の話の時は休めの姿勢を取り、長い話も終わって礼をする時に気をつけの姿勢をとります。
馬も常に気をつけだとしんどいし、ストレスで暴れる要因にもなりかねませんので、他の馬が枠入り途中であれば、馬が多少きちんと立っていなくても問題ありません。
全馬が枠に入った時に、ピリッとさせてあげればいいのです。
この辺りは、差が出やすいです。
長時間に渡って姿勢を保たせようとしてかえってイレこませたり、馬が落ち着いているのはいいにしても発走直前に意識を高められなかったりといった部分で、センスが問われてきます。
これらを踏まえると、ちょっと前述の好スタートの重要点は少し言い換えたほうがいいかもしれません。
『ゲートが開く瞬間だけ、馬が走り出しやすい体勢にしてあげることです。』と。
もちろん、開く瞬間だけ体勢を整えられるような最低限の状況を整える必要があります。
ミナモトマリノスが競馬を見始めたきっかけだったので、それから浅野厩舎の馬を応援しています。そこから近所の乗馬クラブで馬に乗り始め、大学では馬術部、そして、ちょこっと育成牧場で働いて...
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