スマートフォン版へ

新潟2歳Sを獲る

  • 2014年08月29日(金) 18時00分


◆インパクトを受けた感覚を素直に優先

先日、ラジオ局に入るなりスタッフのIちゃんとKちゃんが「藤村さん、デニッシュパンにそっくり」とけらけら笑うんですよ。
訊けばちょうどデニッシュパンをふたりで食べ終えた瞬間。僕のシャツが同じような色で思わず噴き出したとのことでした。
笑うタイミングが一緒とはよほど似ていたのかなあ。アンパンマンに負けないぐらい大活躍しないといけませんね。

今年の新潟2歳Sは実力が接近したメンバー構成に映る。
昨年は本命に推したイスラボニータが2着。4番人気と意外に人気がなかったが厳しい態勢から踏ん張った。
体型と母の父ファルブラヴを懸念材料に個人的に評価を下げたハープスターはご存知のように圧勝。
のちの桜花賞馬と皐月賞馬がワンツーフィニッシュし、3年まえの2着にはジャスタウェイの名前もある。
臨戦過程が様々な舞台でもあり数字や細かい面に優先してインパクトを受けた感覚を素直に優先させていいレースのように思う。

ハナモモを中心視する。
右回りの小回り福島の1200m戦を勝っての臨戦。
広大な今回のステージを今回を考慮すれば厳しい状況に感じられるが初戦の印象は濃い。
発馬で後れを取ったが勝負どころから上々の手応えで進出。大きなフットワークできれいに差し切った。
ホワイトマズル産駒特有の粗削りな魅力を持ち瞬発力にも秀でている。
潜在能力の高さに期待してみたい。

ブリクストはチチカステナンゴのこどもにしては腹回りが引き締まり全体的に細身だ。
母の父サンデーサイレンスの血が出ているのだろう。身のこなしのよさやフットワークからもそれが伝わってくる。

アヴニールマルシェは幼さを残す身体つき。初戦の内容も素質に頼った印象が強いが持続のある差し脚から素質の高さが伺い知れる。

テイケイラピッドは牝馬ながら逞しい走法。立ち回りも上手で大崩れのないタイプに思える。

ナヴィオンはいい脚を長く使うことができ切れ味も十分。新馬戦の内容が優秀で将来性がありそうだ。

ミュゼスルタンはセンスがいい。鞍上の合図を待って俊敏に反応したようにレース巧者に映る。

ワキノヒビキは左回りではやや走法にスムーズさを欠くがそれでもしっかり伸びるのだからたいしたもの。完成度が高い。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

1992年から2010年までスポーツ新聞社で中央競馬を担当。ラジオ関西・競馬ノススメ(毎週土曜16時30分〜17時)にレギュラー出演するなどフリーランスで活動している。

No.1予想にて関西全レース予想提供中!

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング